第24話

「なら久しぶりに会ってどんな顔すればいいんだよ」


「う、そう言われると……嬉しそうな顔とか?」


「嬉しそうな顔?俺が?」


「ですよねー…」



嬉しそうな顔する先輩とか、想像できないわ。



自分で言っておきながらありえない…。



「また色々ばかみたいに悩んでんだろうけど、大半はただの思い過ごしだから無駄に考えるなよ」


「なっ…!ばかみたいにって、そりゃ悩みますよ!長い間ろくに連絡はとれないし、やっと会えたかと思ったら、朝からあんな…」



─って、朝の話してどうするのよ、わたしってば…。



「朝?」


「─え?朝?わたし朝なんて言いました?」



これで流させてくれる…



「……」



わけないですよねー。



わたしを見つめる先輩の眼差しが痛い…。



「…朝、見ちゃったんです。先輩と女の子とのやりとり…」


「で?」


「で……ちょっと気になってしまいまして」


「なにが」


「なに、というわけでもないんですけど、ちょっとその…」



ああもう、なんて言いにくいの。



それ以前になんで朝のことを口にしてしまったのよ。どこまでマヌケなんですか、川上さん…。

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