第22話

「予想以上の反応」


「予想以上?」


「あまりにも大げさな反応するもんだから。さすが姫」


「は。や、一体なにがさすがなのか…」


「冗談だってわかりきってるのに、ここまで本気で嫌がられるとは思わなかった」



あ…。



良かった。あれは本当に冗談だったんだ。



だよねそうだよね。本気なわけないよね。



先輩の口から聞けてようやく安心できたよ。



……でも。



「冗談でも聞きたくなかったです。死ぬかと思いました。心臓に悪すぎ…」


「ぶっ!」


「なっ…!なんでまた笑うんですか!笑われるようなこと言ってませんよ!」


「いや、可愛いくて」


「可愛いくてって言われてもですね、─え?!可愛?!」



はい!先輩から可愛いいただきましたー!



ってそんなん言ってる場合じゃなくて!!



あほかわたし!



先輩からの可愛いの破壊力で脳内やられちゃってるわ!



「あまりに可愛いすぎて笑えるんだよ。だからいつも以上にからかいたくなる」


「はい?!これのどこが可愛いんですか!たちの悪い冗談を言われて、わたし傷ついたんですからね!」


「お前が足りなかった」


「え?」



わたしが、足りない?

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