第15話
先輩を信じてるよ。
たくさんの愛情をもらった。たくさんの愛情を感じた。
先輩の想いを疑わないと、クリスマスの夜、強く誓った。
でも春休みは、ずっと会えなくて寂しかった。連絡がとれなくて不安でたまらなかった。
先輩が連絡をくれないのはいつものこと。だけど、春休みに一度も会えないままだったから、いつもとはまた違っていた。
先輩からもらったネックレスを見ては想いを募らせて、寂しさをひたすら我慢をする日々。
唯一のやり取りは、無事帰国したってメールが届いただけ。
会いたくて会いたくてたまらなかった。今日を待ち焦がれていた。
やっと会えるはずが、ちゃんと顔を合わせる前に朝の出来事。
そして、さっきのこと。
心に引っかかったまま。せっかく会えたのに手放しで喜べない。
─本当は、あの子が「わたしの王子様になってください」と言った時、先輩に断って欲しかった。
「好みの女がいる」なんて、先輩の口から聞きたくなかった。
……わたし、ワガママすぎる。
わたしこそ、嫉妬深くて独占欲が強すぎる。
許される範囲をとっくに越えてる。どんどん先輩に嫌われていきそうで怖い……
「遥!聞いてんのかよ!」
「……」
「こら!!遥!!」
「うわあ!!何すんの!やめて!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます