第15話

先輩を信じてるよ。



たくさんの愛情をもらった。たくさんの愛情を感じた。


先輩の想いを疑わないと、クリスマスの夜、強く誓った。



でも春休みは、ずっと会えなくて寂しかった。連絡がとれなくて不安でたまらなかった。


先輩が連絡をくれないのはいつものこと。だけど、春休みに一度も会えないままだったから、いつもとはまた違っていた。



先輩からもらったネックレスを見ては想いを募らせて、寂しさをひたすら我慢をする日々。



唯一のやり取りは、無事帰国したってメールが届いただけ。



会いたくて会いたくてたまらなかった。今日を待ち焦がれていた。



やっと会えるはずが、ちゃんと顔を合わせる前に朝の出来事。


そして、さっきのこと。



心に引っかかったまま。せっかく会えたのに手放しで喜べない。



─本当は、あの子が「わたしの王子様になってください」と言った時、先輩に断って欲しかった。



「好みの女がいる」なんて、先輩の口から聞きたくなかった。



……わたし、ワガママすぎる。



わたしこそ、嫉妬深くて独占欲が強すぎる。


許される範囲をとっくに越えてる。どんどん先輩に嫌われていきそうで怖い……



「遥!聞いてんのかよ!」


「……」


「こら!!遥!!」


「うわあ!!何すんの!やめて!」

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