第2話

「や、別に」


「朝から何なんだよそのふざけた顔は!」



「きゃーっ!!」


「何あの人!!めっちゃかっこいい!!」


「やばいって!かっこよすぎでしょ!」


「芸能人?!」


「いっ、イケメンすぎっ!!」


「王子様みたい!!」



「な…何この騒ぎ」



さっきの高谷くんへの反応とはケタ違いの騒ぎよう。



王子様って、わたしにはあの人しか浮かばないんですが…




「わたし知ってる!柏崎彰先輩だよ!超有名なの!」




──やっぱりか!!!



たくさんの女子が釘付けになっている方角に目を向けると、そこにはいつ見ても麗しい先輩の姿が。



素敵すぎてため息が……



「彰先輩相変わらずスゲーなー」


「ちょっと静かにして!先輩見てるんだから!」


「はあ?彼女が何言ってんだよ。そこらへんのファンじゃあるまいし」


「だから黙ってて!」



気持ち的には一緒なのよ!


こうして見ると、余計に雲の上のような遠い存在なんだから!



「アホか。普通に話しかけろよ。先輩行っちゃうぞ」


「眩しすぎてムリ…」


「マジでアホか!!」




「ぎゃっ!!」

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