第13話

「凛は、青山くんのこと好きなんでしょ?」



「うん」



「でも、キス以上の関係になるのは怖い?」



「………青山くんの家に来週誘われてて…」



「あー、もうそれは確定だよね」



「私もそんな気はしてて。でも、全然覚悟できなくて……」



「凛、イヤなら止めたほうがいいよ」



「葉月」



「じゃないと後悔するよ。……私はさ、早く経験しちゃいたくて、何も考えずにしちゃったんだよね。でも、痛いだけでもう最悪だった。その後も当たり前のように会う度にシたがってさ。もう彼氏のこと好きかもわからなくなって別れたんだよね」



「そうだったんだね」





知らなかった。

そんな理由で別れていたなんて。

でも、そんな簡単に言えなかったんだと思うし、私には理解してあげることもできなかったと思う。





「でも、また人を好きになってその人とは全然違うと思った」



「えっ!?葉月いつの間に彼氏できたのっ?」



「うん……、ごめんね、あまり人には言えないっていうか」



「え?」



「高橋先生なの」



「え……うそ…で、でも、もう先生じゃないんだし」

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