第12話

冬休みが終わり、また学校が始まった。

青山くんと帰る日は手を繋いで、別れ際にはキスをするのが当たり前となった。

そして、少しずつキスも長く深くなっていくのに私は戸惑いしかなかった。





私はそんな戸惑いを相談したくて、葉月を家に誘った。家に着いて買ってきたドーナツを食べてミルクティーを一口飲んだ私は、早速葉月に問いかけた。





「葉月はさ、その……前の彼氏としたって言ってたでしょ?」



「うん。……って、えっ!?もしかして凛もっ?」



「ちょっ、声大きいからっ」





まだ親は帰ってないとはいえども、いつ帰ってくるかはわからなく、親にはあまり聞かれたくはない内容だ。





「ごめん、ごめん。で、青山くんとシタの?」



「してないよっ」



「キスは?」



「……した」



「えー、じゃあうまくいってるんだね。一時はあの女に奪われるんじゃないかって心配してたけど」



「うん。なんかさ、戸惑っちゃって。葉月はさ、初めてキスしてその後どうだった?」



「ん?その後って?」



「ほら、その、どんどん深くっていうか、」



「あー、ディープになるよね。どうだったかな〜?

でも、キスって気持ちよくなるじゃん。だからこっちもノってくるって感じだったかな」



「…………………」



「凛は?どう思ったの?」



「怖い……かな」



「そっか」

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