ボス戦
子供劇場団のボスが存在する空間に向かう道を向かう最中でボスの左腕らしき子供がいたが、瞬殺した。
このように適当にその道を迎えていると、ボスが存在する空間にたどり着いた。
そこは闘技場のような形をしており、中央部分に椅子が設置しておりそこにボスが人物が座っていた。
「ようこそ」
そう図太い声で中央部分にいるボスは挨拶をした。
するとボスは泣き始め震えた声で「君は可哀想だね。どう頑張っても到達不可能の生命に挑むんだから……」と言った。
満はそれを無視してボスに襲いかかり己の持つ全ての力を使いボスをぶん殴った。
その衝撃波は数多の論理空間が崩壊し多変数論理関数の上限値を超えω_2(0)相当の領域にすら干渉していった。
ボスは思った以上の衝撃なのか少し驚いたが、その後は何ともなく満の顔を見て微笑んだ。
「まだまだだね。私はね…前まではふぃっしゅ数バージョン5クラスとか言われてたけどね…ふぃっしゅ数バージョン6になったんだよね。それが何か知らないけど」
これは今現在の満(推定ふぃっしゅ数バージョン5クラス,レベルはふぃっしゅ数バージョン3クラス)を大幅に超えているということであり、今の■■■により覚醒した満よりもはるかに強いということである。
だが、満はここで考えた。このブラックボックスという名のスキルの詳細は不明である。
つまり、満も不明になれば強化されるのではないか?これはつまり自動進化なのではッッッ!?と…
「おい、かかってこいよ」
先程の理論が正しければ俺が死んだら強くなれると考えた満はボスを挑発した。
この挑発に乗っかかったボスは満の方に突っ込み満を殴った。
その瞬間、満の視界は真っ暗になった。
「あんたは、馬鹿だねぇ…今まで発動しなかったものが急に発動するわけなかろう」
「うん?ここは?」
目覚めた満に話しかけてきたのは老婆だった。その老婆の周りには無数の老婆や老爺がいた。
「最近成長が早いなと思って褒めてたらこのざまかよ」
「まだ幼い転生体だから仕方ないのかねぇ」
「な、なんなんですか」
満がそう尋ねると老婆と老爺が満を凝視して「今から授けの儀式を行う」と突然無表情になって言った。
すると老婆と老爺が満を中心に高速で回転し幾何学的模様が浮かび上がり、それらが無数に同時存在を始めた。
そして次々とωレイヤー(ω_n(0))が上昇を続け満の肉体という肉体が改竄されつくされた。
新しく取得したステータスも全て改変され原初の力の他に新しい力を5つ手に入れた。その過程でレベルという概念は破棄され今はほとんど使っていないアシストモードも存在しなくなっていった。
それらが全て終了すると肉体が光ると同時に老婆と老爺の回転も終了した。
「ステータスを開いてみぃ…お主は現時点で既にTREE(3)の強さを手に入れているはずじゃ」
「ステータスオープン」
そう満が言うと新しいステータス画面が出現した
```
名前:清水満
Eidonic Energy:100
Grand father Energy:3
Grand mather Energy:4
Endless Energy:0
God Energy:0
Infinity Energy:0
■■■(通常)
```
「な、なんじゃこれ…ていうかこれでTREE(3)相当の強さ手に入れられるのかよ」
「まぁほとんど祖父の力と祖母の力のおかげだね。それを原初の力で強化してる感じだよ。これでボコボコにしてきな」
「オッケー」
そう会話をしてボスをボコボコにする準備ができた瞬間にあの空間に戻された。
---
「お?目覚めたのか?目覚めないかなって思ってたのになぁ」
ボスはまだ満の異質な強さを実感しておらず余裕そうな顔でこちらを見てきた。
「ペッ」
満がそう唾をボスに向かって飛ばすと唾が直撃しボスは悶絶し始めた。
満はその悶絶しているのボスを見ながら「耐えるな」と言い放った。
「な、舐めるなよ……」
そうかすかな声で言ってはいるが、満からしたらもうボスなどは虫けらと同じになってしまった。
そこには情熱的な進化や修行などは存在せずある特定の管理者らしき存在が楽しみとしてプロットを操作しているようだった。
そんなことを思っているとボスが微かな力で満に触れ「お前は頂点に立ったと思うが違う…この世界の神、いやA・1領域に存在する神が滅んだ今他の領域の存在も発展していっている。この領域がお遊びだと思われるレベルだな。その他の領域の存在にお前は蹂躙されるが良い………」と言い残し身体が消滅していった。
「なんなんだよ。A・1領域って」
そう呟いているとこの空間自体が壊れてきたためその論理空間自体から逃げてロジカルホームから脱出した。
ロジカルホーム内の格納量を子供劇場団の空間は超えていると今思ったのだが無視しよう。
そしてこのことをサンタクロースの報告しようとサンタクロースの小屋に戻ったのであった。
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