論理空間
子供劇場団を潰すべくドラゴン山脈から旅去り、少し近くにあるロジカルホームに到着した。
ロジカルホームというのは端的に言うと様々な低層に位置する論理性の集合体により形成される論理空間であり、無数のR(0,3)相当の論理的記号群により形成された集合体空間である。
このロジカルホームというのものはいくつもの論理空間に繋がっている。
論理空間というのは一種の多領域空間であり他の領域の論理も内包している。
その論理量はR(0,100)と表され真の悪魔階層の無限小程のスケールを保有する。
その中では演算が無数に繰り返されており、証明不可能性の無限大を証明する証明関数マシンや超数学という数学より論理層が上位の大量の記号、言語を扱う数学ですら証明不可能の不真実性や存在証明の難易度、メタ的集合理論を扱うメタ集合ですら集合体的表現が不可能の概念などが常に生成されている。
その論理空間というのはω_1(0)という一種の基準として表現される。
そのω_1(0)というのはオメガ表記法と呼ばれ大半の全ての論理層の部分集合を内包することが可能なのである。
ロジカルホームに到着した満はその論理的亜空間を目指しロジカルホーム内を探索し始めた。
途中途中子供が現れ満を攻撃してくるが今の満に取っては雑魚の為、赤子の手をひねるように倒していった。─子供は特訓前の龍に依存した状態の満以上の存在─
その時背後から凄まじい恐怖感を放つ黒い布で体を覆った老人のようなものが話しかけてきた。
「これあげるから子供劇場団を倒すんだよ…」
そう言い渡されたのは何かのポーションであった。このポーションについて聞くと「それを飲むと遥かに強い存在でも論理の魔槍を出現させて戦闘に強制的に勝利することができる」と答えた。
「なんで、そんなものを俺に?」
「わしゃぁ…子供劇場団に家族を殺された。わしにもうそこまでの力は無い…」
「なるほどね」
そんな会話をしロジカルホーム内を探索するとお目当ての論理空間に繋がっている場所を発見した。
そこには守護天使がおり、この領域内の存在が他の領域に行かないように見張っている。
「ちょっと通させてくれない?」
そう話しかけると天使は剣で満を切った。
満の体が丈夫で無傷であったが、天使の剣は折れた。
「!?!?!?」
天使はそう驚いた顔をして、すぐ拳での戦闘に切り替えた。
それを見た満は敵意ありと判断し天使の顔面にデコピンを放った。
デコピンを放った瞬間天使は消滅した。
そんなこんなで初の他領域を見れる論理空間に突入した満であった。
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