特訓

 サンタクロースとの特訓を1ヶ月ほど続けていった。

 その最中にサンタクロースが「スキルを手放せ。」と言ったのである。

 それに対して満は「なんで?」と聞くと、龍という存在がスキルを作りその龍という存在が自身を超えられないようにスキルを手に入れたものにロックをかけているんだとか。

 そのロックはステータスがコンウェイのチェーン表記レベルを超えられないようにしてるそうだ。

 そしてそのレベルを手放す方法というのが、ただ念じる。それだけという

 ただこの念じるという方法、1ヶ月間スキルを手放したいとずっと思わないと出来ないらしいので、満は非常にこの1ヶ月間苦戦した。


 そして、満は無事スキルを手放し─ブラックボックスのスキルだけは何故か手放せなかった。もしかしてスキルではないのか?─、サンタクロースの厳しいトレーニングを頑張った。


 内容としては、以下のようなものである。


【信じる力】:己を信じ、己の可能性を信じることにより世界全体に影響を与え自身を進化させる

【超越的エネルギー】:魔力を超えた超エネルギー原初の力を手に入れ、本来の力を手に入れる。

【別ステータスの取得】:このステータスというのは龍が作成したもの。本来の世界のシステムにより構築されたステータスを手に入れ龍の呪縛から更に抜け出す


 これらのトレーニングを頑張った満のステータスは今やコンウェイのチェーン表記レベルを超え多変数アッカーマン関数やふぃっしゅ数バージョン3レベルとなっていた。


「おい、満。今ステータス見てみろ?」


「わかったよ。ステータスオープン」


```

name:清水 満

level:S(10)f(10)

Eidonic Energy:32

■■■:10^68

```


「なんかコンパクトになったなぁ。このEidomic Energyって原初の力だよね?」


「そうだ」


「32しかないのかぁ」


32っていうか、32あるのほうが正しいな。原初の力自体この世界の真の姿だからな。そこから発生するエネルギーを手に入れられるのは普通に強いよ。普通の人は全員0」


「ふーん」


 そんなこんなで短いサンタクロースのもとでの修行は終了し、子供劇場団をぶっ潰すために久しぶりに地上に出た。

 その際にサンタクロースからお守りとして5つのジュエルを手に入れた。

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