エルフ-下-
騎士団長のほうに飛んでいった、リュファスを見て周囲のエルフは「死んだな…あいつ…」と呟いていた。
リュファスが騎士団長の所に近づいた瞬間、騎士団長は後ろを振り向き目を光らせ「
その瞬間周囲は光に包まれた
「うわっ眩しッ」
そう満が言い目を瞑って2秒ほど過ぎたら、光が消えたので目を開けると巨大なクリーターができており、中央部には倒れている人がいた
「あぁ〜あ…あの偽リュファス様死んじゃったよ」
そう言っている周囲のエルフを裏切るかのように中央部に倒れていたのは騎士団長であった。
「なにッ!ドラゴンを単独で倒したあの騎士団長が負けるだと!?!?」
そうみんなが叫び、「ズルを使っただろ!」という声もあったがリュファスが「そう思うなら1回戦うか?」と叫ぶと皆は静かになった。
そして騎士団長を見下すようにリュファスが「これでリュファスとわかったでしょ?」と言いその場を去った。
その後騎士団長は医療チームに運ばれ緊急手術を受けていた。
闘技場から出てきたリュファスにジンクスは「流石ですね!」と言い、されにすぐさま返答してリュファスが、「あいつぐらいお前でも余裕で倒せるよ」と言った。
そして、その後豪華そうな宿に行き休息を取った。
そして眠ってる最中に脳に「「エルファリアの宮殿に向かいなさい」」という複数の人からの声が聞こえた。
満は、その声を聞き終えた後に眠りから覚めエルファリアから出る予定だったが、宮殿に向かうことにした。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「何で急に宮殿に向かうんですか??」
そう不思議にジンクスが尋ねた。
「行かないと行けない気がするんだよ」
そう満が言った。
満は宮殿の目の前まで早歩きで行き、宮殿の目の前についた。
ただ、宮殿の門番が満達をせき止めた
「おいおい、あんたら。エルファリアに入ってのはいいけど、宮殿の中に入るなんて聞いてないぜ?」
そう言われたが、満は何かに取り憑かれたかのように「行かなきゃ」と執念深く連呼した。
そして、門番が満を止めていると、上空から紫の禍々しい光が見え宮殿に当たった。
門番たちは満達を忘れたかのように宮殿の中へと入っていった。
その流れに乗り満も宮殿の中に入っていった。
宮殿の中はパニック状態になっており、メイドや執事が走り回っていた。
そして宮殿の中央部分の少し開けている場所で門番の断末魔が聞こえてきた。
満達も急いで中央部分に移動すると、体は鎧のような筋肉に包まれており、周囲には紫のオーラが漂っていて、顔が禍々しいアリのような生物が門番を捕食していた。
「
カタコトのノイズがかかったような禍々しい声でこちらを向いてきた。
そしてこの蟻の怪物の後ろには、エルフ達の王が縛られていた
「
そう蟻の怪物言った瞬間に素早い動きで満の方に来て、一発腹に重い拳で殴ってきた。
満は一瞬死んだと思ったが、蟻の怪物のパンチはそこまでだった。
逆に蟻の怪物の拳が粉々に砕け散った。
「あれ?見た目の割にそこまで強くない?」
その様子を当たり前かのように眺めるためリュファスが「当たり前ですよ。あなたのステータスはこの魔族のステータスの1億倍以上なんですから」と言った。
「そうなのか。じゃあバイバイ」
そう満が言いデコピンでこの蟻の怪物を木っ端微塵にした。
そうすると、後ろに縛られていたエルフの王が助けてくれ!と言わんばかりに体を特に打ち上げられた魚のように動かしていた。
エルフの王を縛っていた魔導具?のようなものを無理やり破壊して、満はエルフの王を助けた。
「はぁ゙はぁ゙助かって良かった……」
そうエルフの王がいうと、息を整えてエルフの王が自己紹介を始めた。
「助けてくれてありがとう。私の名前はエルフの王ノヴァス、年齢は386歳の最年少のエルフの王だ。ところで君はめちゃくちゃ強いのだな!」
そうエルフの王がフレンドリーな態度で接してきたので、満は質問をした。
「さっきの魔族?はなんなんだ?」
「先ほどの魔族か!たぶん先程の魔族は最近活動を始めている魔王よりも上の存在である魔皇の手先だろうな。最近魔族による国の代表者の殺害or誘拐が多いみたいで」
「あんな手荒にやるのかよ」
「魔族の中での平均的なステータスを持っている1体でA級冒険者のチームと同等の戦力を持ってるから、手荒に来てもよっぽどのことがない限り倒されないからなぁ」
そういうふうに淡々と会話を進めていると、後ろから騎士団が来た。
「ノヴァス様!ご無事ですか!?」
満はノヴァスに「ちょっと騎士団と会うと気まずいから、じゃあな!」と言い一瞬で遠いところに移動した、馬車を購入し、遠くの山岳地帯へと移動した。
「なんか"ちょっとまってくれ"みたいなことをノヴァスが言ってた気がするけど大丈夫か」
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