超次元戦闘
超高次元へと移動した満はリュファスと高次元に存在する無限の時間軸の集合体である時間球での戦闘を始めた
「ほんとに死んでも知らぬぞ?」
「あぁいいよ!」
その異次元に移動したせいで満は肉体ではなく、魂のみ…つまりデータとしかならなかった。
その状態での戦闘が始まった。
「ほれ、弱めのビーム」
そうリュファスが言うと、超特大ビームが次元を切り裂き空間や時間そのものを消滅させていった。
その過程で数多の宇宙が滅び、再生し、滅び、再生し……が繰り返され、そのビーム自体が全世界の時間そのものとなっていた。
そんな超エネルギーのビームが満に直撃した。
「ぐッッッ!!」
現状の満にとっては耐えられる最大の威力であった。
満は即座に瀕死の状態になったが、スキル[偉大なる回復の力]によってなんとか耐えられた。
「ほれほれ、まだいくぞ」
そう言いリュファスは先ほどのものより無限に強いビームを放ってきた。
無限の次元は完璧に崩壊し、その次元階層の外にある外なる異空間が露出した。
そこは完全なる虚空であり、何も見えなかったが、リュファスが放ったビームのみは色鮮やかに見えた。
「まずいッッッ」
そう満は思いスキル[万物変換]によって、攻撃力と素早さ、SP等を全て防御力に変換した。
変換した瞬間にビームが直撃したが、なんとか耐えることができたのだ。
「わしに挑むだけあるのう」
そう言われた瞬間、満は気づいたのだ。
今日解放されたZランクのスキルを購入すれば、こいつに勝てるのかも!!と。
満はまず、すべての数値をSPに変換させた。
そして、アシストモードに今の状況を打開できるスキルを聞いたところスキル[アクセス]というスキルによって打開できるようだ。
そのスキルを購入した満はそのスキルを発動した。
《スキル[アクセス]は現存する全ての貴方にアクセサ又はハッキングをして、力を得るスキルです。その為少々時間がかかります》
「なんだとッ……!?」
ここから、満の逃走劇?が始まった。
「ほれほれ、逃げるだけでは勝てないぞ〜〜」
満はリュファスが放つビームを避けながら外なる異空間の中を逃げ回った。
その最中に幾万もの次元階層が滅び、そして更なる断層も出現した。
その断層は外なる異空間と外なる異世界を区別する最後の断層であり、フィクションとノンフィクションが干渉できないように、この断層で区別されている領域同士は不可能性の究極レベルに不干渉である、ということになっているのだが、全く攻撃が当たらない満にリュファスがキレて、巨大なビームを放ってきた。
そのビームにより断層は崩壊し、外なる異世界が出現した。
そこに逃げ込んだ満にもビームを放ち、完全に独立しそれぞれ異なる法則を保有し、異なる濃度を保有する異世界を破壊し回った。
満は「リュファス……こいつ森羅の守護者とかの名前のくせに自然系の攻撃全然しねぇな」と思っていたら、それぞれの異世界を内包した草木が、四方八方から満を攻撃してきた。
それには流石に死を覚悟した満に《アクセス完了》というアシストの声と共に無量対数を超える1矜羯羅(1E+112)にも到達した。
このステータスは無限に並行的に存在する同じ満全てにアクシスし、ステータスとスキルを吸収した値である。
そしてこの異常なほどに増えたステータスに気づいたリュファスは「なんだ!?貴様!?」と大声で言った。
「まぁ……スキルの力だよ。」
「そこまで、ステータスが増幅するスキルなどわしは知らんぞ!」
「知らないだろうね。この世界のスキルの最大ランクはSだろうから」
「当たり前の話じゃぞ?それとこれに何の関係が……??」
「Sを超えた先に存在するZランクのスキルを手に入れたのだよ…」
「なぬ!?!?!?」
「では、おさらばということでいいかな?」
「ま、待て!わしも死にたくない。貴様……いや、ご主人様…わしを使い魔として、契約してください」
そう屈辱的な顔で、土下座して満に懇願していた。
「うん…まぁいいよ」
そう言いリュファスと契約の儀式を行った。
その過程でリュファスのエネルギーを全て放出し、満が吸収するというものがあるのだがエネルギーを全て放出したせいで、ジンクスがいる世界以外の異世界は全て消滅したのだ。
「これで、ご主人様…わしとの契約は完了したぞ」
「よし、じゃあリュファス!一緒に帰るぞ」
「わかりました」
これにより、リュファスとの激しい無限次元級は終わったのだ。
意外とあっさり終わった気がするが、満自身は何回も瀕死の状態になっており、描写の問題で激しくなさそうに描かれているだけである。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「あ!満が帰ってきた」
満はジンクスが自分のことを友のように接していることに嬉しみを感じた。
「帰ってきたぞ!」
「あれ、リュファスが人間大の大きさになってる…!」
「そうそう、こいつ大きいから人間大の大きさにして、姿は人間にしたんだよ」
「ていうか、満なんで大人しくなってるの?普通に暴れそうだけど……」
「俺が強すぎてビビったから使い魔の契約したんだよ!」
「さっすが!満!満は凄いね!」
そういう会話をした後に先ほどアクシスした際に手に入れたスキルを全てSPに変換して、壮大な戦闘を繰り広げた後の自身のステータスを確認した。
```
名前:清水
出身地:日本
種族:
レベル:3.52E+112
攻撃力:1.25E+151(*419,430,400)
防御力:9.99E+150(*419,430,400)
素早さ:3.64E+151(*419,430,400)
魔力:9.21E+150(*419,430,400)
【スキル】
SP:5.12E+183SP
・経験値獲得効率アップ(神):MAXランク
・ステータス上昇効率アッ(神):MAXランク
・絶・無限挑戦の矛:MAXランク
・偉大なる回復の力:MAXランク
・スキルの神生成:MAXランク
・神話的貪欲の吸収:MAXランク
・神・暴食的撃破:MAXランク
・万物変換:MAXランク
・神・究極技術:MAXランク
・■■■:Cランク
・究極的成長加速(覇絶):MAXランク
・アクセス:Fランク
【称号】
・ラビットスレイヤー
・究極超越的難易度の覇者
・ドラゴンスレイヤー
・キングスレイヤー
・天上五王
```
「うわぁ〜エグいことになっとるなぁ」
満はそう思いながら、スキル[■■■]のランクをC→Sに上げた。
すると急に《スキル[■■■]の進化を行います。必要なSPは9.99E+203です》と流れてきた。
「え?」
満はうっかり、口を滑らしてしまった。
満はこの莫大なSPを作るために全てをSPに変換しないといけない状況に今ある。
満はこのステータスとスキル─Zランクのスキルは生贄にしなくてもいける─を全て生贄にしてSPに変換して進化させる価値がこのスキルにあるのか?と考えたが、よく考えるとアクセスによってステータスやSPも稼げるため、全てをSPに変えた。
すると、5.86E+211も集まったのでスキル[■■■]を進化させた。
《スキル[■■■]を進化します。
・
・
・
・
・
進化が完了しました。それによりスキル[■■■]はスキル[■■■■]に変化し、スコル効果によりZランクのスキルが2つプレゼントされました。》
そして、すぐさま満は自身のステータスを確認した。
```
名前:清水
出身地:日本
種族:
レベル:1(*100M)
攻撃力:1(*100M)
防御力:1(*100M)
素早さ:1(*100M)
魔力:1(*100M)
【スキル】
SP:5.86E+211SP
・■■■■:Fランク
・アクセス:Fランク
・超次元成長加速:Fランク
・超次元成長倍速:Fランク
【称号】
・ラビットスレイヤー
・究極超越的難易度の覇者
・ドラゴンスレイヤー
・キングスレイヤー
・天上五王
```
スキルは4つのみになり、レベルとステータスが初期化された状態をみて、少し寂しいなと満は思いつつ、アクセスを行い前のステータスと同等レベルのものを手に入れた。
つまり、ステータスは前と同じ状況でさらに強化されたのだ。
そしてSPによりスキル[■■■■]以外のZランクスキルを強化した。
Zランクスキルの為5.86E+211SPでは全てのスキルをMAXには出来なかったが、1段階は進化できた。
そして、また満は自身のステータスを開いた。
```
名前:清水
出身地:日本
種族:
レベル:3.52E+130(*100M)
攻撃力:1.25E+151(*100M)
防御力:9.99E+150(*100M)
素早さ:3.64E+151(*100M)
魔力:9.21E+150(*100M)
【スキル】
SP:1.33E+18SP
・■■■■:Fランク
・アクセス(超):Bランク
・超次元成長加速(超):Cランク
・超次元成長倍速(超):Bランク
【称号】
・ラビットスレイヤー
・究極超越的難易度の覇者
・ドラゴンスレイヤー
・キングスレイヤー
・天上五王
```
満は無事強くなった自分のステータスを眺めていると、エルワード国に無事帰ることができたのだ。
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