第10話

「キラーズライフ」10


情報屋の男が知っている内容はこうだった…


私が"ウォルター"という有名な商会長の娘であること…


情報屋の男もよくお世話になっていたこと…


そして私が"記憶を失う前"も殺し屋をやっていたこと…


最後のことには私も驚いた…


私が自ら殺し屋の道を選んだとは思ってもみなかった…


だけど…これで私にサイスが1番手に馴染む理由がわかったような気がする…


等級は何段だったのか聞いてみたが情報屋の男でも知らないようだった…


等級が何段だったのか正直気になるところだけど…わからないものは仕方ない…


私はその情報屋をチャールズ事務所に連れ帰るのだった…


ーチャールズ事務所ー


リア「所長さ〜ん…いますか〜…?」


所長「ん?おぉ!リアじゃないか!無事そうで良かったよ!」


リア「はい…情報屋の男を連れてきました…」


所長「ふむ…ご苦労だったな!」


リア「ありがとうございます…ただ…少し問題がありまして…」


所長「問題?」


リア「情報屋の男がどうしても暴れるもので…片足を切断してしまいました…」


所長「・・・」


所長「ふっ…」


所長「ふっハッハッハッ!」


リア「あの…所長さん…?」


所長「いやいや、ここに来たときはあんなに緊張していた少女がまさかそこまでやるとは思ってもみなかったものでなぁ!笑」


リア「笑い事なんですか…?この男は情報屋なんですよね…?」


リア「生かしておくためにはやっぱり無傷な方が良かったんじゃ…」


所長「ハッハッハッ!そんなに心配しなくてもいいぞ?なぜならその男にはなぁ…」


そこで所長さんは怖い顔をしてこう告げた…


所長「持っている情報を全て吐かせたあとに始末してしまうからね…」


と…。


つづく…

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