第5話

「キラーズライフ」5


ー広場ー


俺はリアを連れて広場にきていた。


刃月「よし、じゃあその中から1つ武器を選んでくれ」


リア「刃月はどんな武器を使ってるの…?」


刃月「俺は普段剣を使ってる。だが、お前にはその剣を持つための力が足りない」


刃月「だから今回はお前が扱いやすそうな武器を手配した」


リア「う〜ん…どれがいいんだろう…」


刃月「武器を選ぶときのコツを教えてやろう」


刃月「1番お前の目に留まる物…それこそがお前に1番適性のある武器だ」


リア「・・・」


刃月にそう言われ…私はその武器たちを眺めてみる…


リア「・・・」


私の目に留まったのは…


リア「これかな…」


刃月「んぉ?まさかその武器を取るとはなぁ…」


リアが手に取ったのはサイス(大鎌)だった。


刃月「たしかにこれなら剣よりも必要な力は少なくて済む…」


だが…サイスを用いる殺し屋は滅多にいない…


剣よりもリーチは短いうえに火力も低い…


その扱い辛さから殺し屋たちから嫌われている武器の1つでもある…


果たしてリアにそれを扱いこなせるのか…


リア「これじゃダメ…?」


刃月「いや、ダメってわけじゃない。ただ、その武器を扱いきれるのに何年かかるかわからないぞ?」


刃月「それでもいいか?」


リア「うん…絶対に扱いきってみせる…!」


刃月「よし、わかった!」


そうして俺とリアは週に4日、訓練をするようになった。


つづく…

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