骨を恋う
夜のあわいいつともつかぬ星空にあなたとふたり溶けてしまいたい
黄金桃滴る君の顎のほくろ歯を立てなぞれば甘くさざめく
あなたの手いつのまにやら私の手きっとあなたは顔しかめるね
靴を履く白いうなじのなめらかさ触れもみずやの荒れた僕の手
いつとなくあなたの鼓動が肌に合い慣れ合ううちに色は腐りぬ
くちづけのまぶたの意味が変わるとき薄目を開けて横の人見る
おくれ毛が這う首筋にキス落とす煩わしげに跡ぬぐう君
汗ばんだ手のひらすべらす肩甲骨開かせてみても解けぬ躰
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