第3話
「おはよう。夕希ちゃん」
優しい、ドキッとするような笑顔で挨拶してくれたのは、佐々木陸(ささき りく)君。
陸君のお仕事は、なんとモデル!!
すらっと高い背に柔らかい栗色の髪、理知的だけど男らしい整った顔は正にモデルさんって感じ。
確かに、私好み。
いつも穏やかで優しいし。
きっとこの世の中に和也様がいなかったら、私陸君に、どっぼん溺れてたと思う。
陸君と美紅は家が近くて、幼なじみ。
私の平凡な人生の中でモデルなんていう素敵な友達が出来たのも、美紅のお陰。
ん?
ちょっと待って…
モデル…って事は?
「あーーー!!!」
何かに弾かれたように、私は勢いよく椅子から立ち上がった。
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