第2話

そして、自慢の親友林美紅は、私と正反対の頼りになる姐御肌。


いつも落ち着いてて凄い美人さんで、ほんと憧れちゃう!


そんなだから、当然男子にもモテるわけで…



でも半年前、美紅は2年間付き合った7歳年上の彼氏と別れちゃって。


美紅いわく、今は恋愛方面休業中なんだって。





「あれ?まだ来てないね」


私は隣のからっぽの席を見て呟く。



もうすぐ朝のホームルーム始まっちゃうよ?



「あ、家出たとこで会ったけど、今日は朝から仕事入ったんだって。」


美紅がにっこり笑って私に教えてくれて。


美紅がそのまま自分の席に戻ったところで、ちょうどチャイムが鳴った。


待っていたかのように先生が教室に入って来る。





結局隣の席の"彼"が来たのはお昼休みだった。

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