第46話

おかしくなりそうだ。

わけも分からず、かき回される。

長いような、短いような時間。

終ってほしいようなほしくないような。

熱がでたような感覚に落ちいった。

もう、どうにでもなれ、と信司さんのキスを受け取っていた――。






キスが終ってぼんやりする。

最後に頬にキスをして、信司さんはいった。

「ありがとう」と。

そして、目を瞑った。

寝たらしい。

僕も目を瞑るが、なかなか眠れない。


外はうっすらと明るくなっていた。

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