第8話
京平の顔が、変わった。
怒ってる。
「この前のこと、怒ってるのかよ?」
タバコに火を付けてイライラしたように、言った。
京平はこの前のことを気にしているらしい。
「う、ううん。違うけど…、あ、いや、この前のこともあるといえば、ある」
何言ってんだ、俺。
京平は溜息とともに煙を吐き出した。
「はあ。
あん時は悪かったって思ってるよ。お前ほっといて。でもな、無茶いったのはお前じゃないか」
う。
考えてみれば、そうだった。
逢いたいっていったのは俺だったけ。
「うん、そうだったな。俺も悪い」
あ、話がずれてきたぞ…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます