(3)部屋
第7話
信司に命令された、その日の夜。
京平のアパートで、ご飯たべて、ゆっくりこたつん中で丸くなってた。
暫くテレビに目を向けていたが、内容はさっぱり入ってこない。
どう切り出すか考えていると、ゆっくりと、京平は俺に重なってきた。
押したおされる。
ええっと。
こりゃ、聞く前にやってしまうことになるよな…
天井をみながら、思う。なんだか、ぼーっとして頭が働かない。
キス、のこと聞かなきゃ…。
とか思ったら。やっぱ、キス無しで、カラダ、触られた。
「……あ…」
嫌だ。
聞かなきゃ、やっぱり。
俺は京平を押し返した。
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