第14話
「こんにちは~」
買い物をした帰り、オレは蒼貴行きつけの酒場に寄った。
ここはカウンター席が5つ、テーブル席が4つという小さな店だ。
ここのご主人が作るカクテルは蒼貴のお気に入りらしい。
オレは飲めないから分からないが、カクテルの色は空色だったり、雪の色だったり、綺麗なので好きだ。
飲めないのに何故ここにきたのかと言うと、蒼貴の話相手とできたのだ…。
持って来たオイルを飲みつつ蒼貴の愚痴を聞いていた。
ってか、うちでもそういうことは出来るだろう、っていったらここの店の雰囲気が好きだからここじゃなきゃ嫌だという。
まあ、わからなくもない。
木のつくりの、酒場でランプのような電気の光。ぜんまい式の時計。
なんだか懐かしく落ち着く。
「あれ? 蒼貴さんとこの紅蓮くんじゃないか。どうしたんだい?こんな時間に。まだ店は開店してないけど…?」
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