第13話

あの血を見てから、蒼貴が何処で何をして朝帰りになるのか、気になって仕方ない。

主人を心配するのは、当たり前のことだ。

と。

自分にいいきかせて、俺は蒼貴が夜どこで何をしているのか、聞くことにした。

もちろん、本人には聞きはしない。

まず、蒼貴が行くという酒場の主人に聞くことにした。

真昼間だったら、蒼貴は学校にいっているし、出くわすこともない。

買い物ついでにいって蒼貴がなにかやっていないか、聞いてみよう。

俺は思い立ったらすぐに行動にだす奴なので、さっそく買い物かごを持って家をでた。

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