第13話
ある程度働いていると、周辺の店舗の店員の名前ぐらいは多少は覚えるし、同じバイトの子からも情報が入ってくる。
確かあの人は澤田さんという人。歳は25歳だったと聞いた気がする。
男性の割に線が細くて、かと言って華奢かと言うとそうでもなく。
Tシャツから覗く男性特有の筋張った腕に、やはり男の人なのだと感じる。
目が合ったものの、そのまま露骨に反らせず愛想笑いを浮かべて会釈すると、澤田さんもそれに返してくれた。
そのお店の店頭には、“本日のお弁当 地鶏の海賊焼き”と書いてある。
匂いにしっかりやられた私は、お昼ご飯に絶対あれを食べようと決めたのだった。
お昼時になると、近隣にオフィスが多く立ち並んでいるため、地下フロアはOLやサラリーマンでひしめく。
11時半を超えた辺りから1時まではランチタイムのピークなのだ。
計量売りがほとんどのうちの店は、佐々木さんと2人ではさすがに手が回らないため、店長もひっきりなしに動き回っていた。
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