第12話
そうこうしているうちに開店時間となり、通路に出てやって来たお客様一人一人に頭を下げて挨拶をする。
開店してから1分間流れる音楽が途切れると、売り場の中へと戻った。
「朝は暇ねー」
そう言いつつも、手元では手渡し用の袋を取り出しやすいようにセットする佐々木さん。
たしかに開店直後の惣菜売り場は早々混む事は無い。
朝の仕事は夕方に比べると楽。というより暇な時間が多い。
カウンター越しにほかの店舗を見ても、まだ客足の少ない売り場はどこも暇を持て余しているよう。
ちょうど斜め向かいにある店舗は鶏肉専門店で、鳥を焼く香ばしい匂いがここまで漂ってくる。
「今日のあの店。ランチは何かしらね?」
そう言う佐々木さんにつられて、私も匂いに誘われて売り場に設置されている調理場を見ていたら、まさに焼いてる途中の男性スタッフとバッチリ目が合ってしまった。
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