映画の面白さとツッコミどころ

エリー

映画の面白さとツッコミどころ

 『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』をアマプラで観た。最初はスマホを弄りながら視聴するくらいの集中力で見ていたが、だんだん面白くなっていったので最終的な私の評価は☆4だ(☆5がMAX)。

 映画を観た後にヤフーで映画の感想を調べる。昔はヤフー映画というサービスがあって検索しやすかったのに、ある日打ち切られてしまった。あのサービスで観たい映画をチェックしたり、観た映画の評価を付けていたのでサービス終了の日は悲しかった。今もヤフーで映画のタイトルを検索すると、似たような画面が出てくる作品もあるが、わざわざヤフーで検索しないと出てこないので不便だ。いつもはグーグル検索ばかりしているので。

 『9人の翻訳家』の感想を調べると、評価が割れていた。低評価の感想を読むとツッコミどころ満載な作品じゃないかという感じだ。あの展開必要あった?あのキャラなんだったん?みたいな。わかるわかると頷いてしまう感想だ。私にもそれいる?と思う展開があったのだ。細かい指摘、ほぼ間違っていない。でも私は面白かったと思い、逆に面白くなかったと言う人もいる。細かいところが気になるから面白くないのか、面白くないから細かいところが気になるのか。私は今回、面白いから細かいところは気にしなかったという感じだ。

 『君の名は。』公開時、世間は大絶賛だったが、私はある一点に引っ掛かり続けて手放しに評価出来なかった。それは二人の恋愛感情についてだ。一回しか観ていないのでうろ覚えだが、ケータイのメモかなんかで交換日記みたいなことをしていた気がする。そしたら私が気付く間もなく恋愛感情が高まっていたらしく、主人公は高校生にも関わらず遠路はるばる他府県の相手に会いに行ったのだ。だいぶ体を張ったりしていたので、そこまでするほど相手のこと想ってたんだ?と疑問が常に脳裏に浮かんでしまっていた。

 現実は些細なことの積み重ねでいつの間にか相手を好きになっているものだろうが、フィクションとなると「今、恋に落ちました!」という分かりやすさを望んでしまう。ちなみにディズニー映画の男女が顔を合わせただけで恋に落ちるような展開はスルー出来る。そういうもんだと最初から分かって観ているので。

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