（仮）未明の舞

試しの投稿です。あとで修正前提で投稿しています。こんな感じの話はどうでしょうか？

人の欲が暴走するとき、異形――“鬼”が生まれる。
それは麻薬のような薬によって引き起こされ、やがて人ではない何かへと変貌していく。
剣で鬼の核を断つ者。術で封じる者。
人知れず戦い続ける者たちは、ごく普通の学生に紛れ、日常の中に潜んでいた。

主人公・柊蒼真は、自分を「普通の生徒」だと思っている。
眠たげでぼんやりしている彼に戦いの素質などない──はずだった。

だが、親友の篠宮煉が隠していた“もう一つの顔”と、街で起きたある事件をきっかけに、
柊の中に眠る力が、ゆっくりと目を覚まし始める。

剣か、術か。
自らの知らなかった過去と、抗えぬ運命に導かれながら、少年は“鬼”と向き合っていく。