第22話

先生は午前中に原稿を書き終えて、データを会社へ送ることが出来た。




「先生、ご無理を言ってすみませんでした。原稿ありがとうございました!」



「いえいえ、遅れたのはこちらですからっ!こちらこそ家事と羅奈の面倒まで見ていただいてありがとうございましたっ」



「らなちゃんにお手紙もらっちゃいました。お手紙もらったの久しぶりで嬉しかったです」



「羅奈が?よっぽど咲羅さんのこと気に入っちゃったんだと思います。名前に同じ字も入ってますしね」



「えっ、そうなんですか!?」




先生の言葉にびっくりしながらも運命的なものを感じた。

羅奈ちゃんの勇気を分けてもらおう、そんな気分になった。

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