第27話

でもマミイが帰ってくる頃には、もう泣きやんでる。僕はマミイの前では泣かないって決めてるから。だってウチにはダディ(お父さんの意)がいないから、男の子の僕がしっかりしなきゃ。僕が強くならなくちゃ。



それにダディがいないのはウチだけじゃない。僕だけ悲しんでる訳にいかないんだ。



それにしてもグランマが病気じゃなかったらなぁ。もっと楽しく暮らしてただろうになぁ。本当のグランマはもっと楽しいお婆ちゃんだったんだけどなぁ。



そう考えるとまたグランマが可哀想になってきた。なんか気持ちが沈んでいく。

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