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第47話
付き合うことになった翌朝、十和から「今日在宅勤務です」と連絡が来ていた。
残念すぎる。
でもやっぱり、嬉しい気持ちといまだに信じられない気持ちが入り乱れて、気持ちがずっとふわふわしてて変な感じだ。
あ、そういえば、今日篠原に報告しないとな。付き合うことになったって。
昼休み、いつものように篠原とご飯を食べる。
「付き合うことになったよ」
「…え?まさか好きな子と?」
「うん」
「昨日順調なのかわかんないとか言ってたのに!?」
「ごめん」
「ムカつく!!いずれ付き合うとは思ってたけどムカつく!!」
「ごめんって」
「ま、ナツに言い寄られて
「…彼女は、そういう感じじゃない」
俺がそう言うと、篠原は「あっそ」と目を細めながら返した。
「彼女になったなら、俺に紹介してくれてもいいんじゃないの?」
「だめ」
呆れ顔でため息をつかれた。でもだめなもんはだめだ。
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