第12話

運転に支障が出そうだったので、会社への帰り道は考えないようにした。



とりあえず何も起きることなく会社に着き、安堵のため息をついた。




ようやく見つけた。



今でもあの春の光景を鮮明に思い出せる。



…あのビルで働いてるのかな。




どうしても気になってしまう。明日もあのビルに行ってみようか。



…いや、ストーカーすぎる。やめとこう。

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