第18話

瑞江は教卓から動けなくなってしまった。(こんなことなら早くトイレに行けばよかった…)今更後悔しても遅かった。すでに瑞江の股間には小さなシミがついている。試験終了までに乾くだろうか…だが、瑞江は少しずつちびってしまい、乾くどころか、みるみるシミは広がっていく。(ああっ…もう限界!!)瑞江は教卓の前で、内股になって股間を押さえ込んだ。もう、どうしようもなかった。しゅ~…鈍い音が静かな教室に響きわたる。手の間から流れ出すおしっこ。生徒の視線。次第に広がる水溜まり…あまりの悲劇に、トイレに走ることもできなかった。やってしまった…瑞江は涙をうかべ、唖然としたようにその場を動かなかった…おわり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る