第2話 婚活無限ループとイザナミ、幻想世界の住人

 最初に結論をズバッと言いますが、結婚というのは仕事のように如何にして勝つか?ではなくて、如何にして上手く負けるか?ということが重要です。


 別の言い方をすれば、他人に認められたいではなく、他人をどうやって受け入れるか、認めるかということになります。他人を許すことだったりします。

 それが大人になるということです。

 子供っていうのは誰かに認められたい、受け入れられたいと思うものですが、大人になると自分が他人を受け入れることができるようになります。

 結婚したいのに結婚できないという方は、人格の成長が子供のままで止まってる人であり、それに気づかないといつまでたってもできません。


 『NARUTO疾風伝』にでてくる「イザナミ」という瞳術は、その人本来の運命を受け入れることで術が解けたりします。

 つまり、現実を受け入れるということが大事です。


 前回書いたように35歳をすぎると結婚確率は2~3%になってしまいます。

 だから、35歳がデットラインで締切です。

 なんですが、35歳ぐらいで結婚できてないということは、頭の中がライトノベルか、少女マンガの世界の方で幻想世界の住人です。

 その妙な思い込みを捨てるのが最初で、どちらにしても、その方が結婚できない確率は97%となっています。できる確率は3%です。

 頭の中の幻想を断捨離しましょう。


 厳しいことをいいましたが、僕も36歳で婚活始めた時、このことに気づいていませんでした。

 実は結婚相談所に入ってまじめに婚活してて、最初の頃の2~3人の女性に結婚OKという返事ももらいました。

 でも「もう少しいい人がいるかもしれない病」にかかってしまい、結局、全部断わり、それからそこで知り合った女性とかを中心にして合コンはじめたりしました。

 出会い系パーティーでも何度もカップルになったのに、最終的には僕が短気な性格というか、忍耐力が足りなかったのが婚活が長引いた原因です。


 イケメンの後輩が結婚することになり、その男の話を聞いていたら、自分がいかに忍耐力がないかを痛感しました。

 僕は容姿的にみてもスペック的にもモテない男なので、たぶん、結婚できない男の特徴を全部持っていますw 

 それゆえ、相手に合わせたりマメではあったので、そこそこ女性と付き合ったりはできました。

 少ないチャンスをあんまり生かせなかったのも、結局は自分自身の性格の問題でもあったのです。


 婚活疲れでスキューバダイビングを始めたりして、そこでも出会いもチャンスも少なからずあったのに、やはり、忍耐力が全くなかったり、あまりに好きなタイプなので交際を申し込むことさえできなかった女性もいます。

 内気な性格であったりします。


 ただ、今のタイ人の奥さんは、性格も含め、いろんな意味で理想のタイプですし、まさか、先輩の紹介でこういう出会いがあるとは予想だにしませんでした。

 結婚とか、女性と付き合うというのは異質な価値観をどうやって受け入れるかということであり、忍耐力を要するものです。

 この辺りのニュアンスをどう伝えればいいのか?難しいので、また、次回、詳しく書きます。

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