第3話

「なにを疑ってんのか知らねえけど本当だからな」


「うん、わかってるよカイ。大丈夫、安心して?あたしがそばにいてあげるからね」


「……おい」








あたしを見るカイの目は、さっきあたしがカイに向けていた、残念なモノを見た時のそれだった。なんでカイがそんな目を向けてくるのか理解できない。ちょっとだけ拗ねていると








「信じらんねえならこれ見ろ」









目の前にかざされるA4サイズの茶封筒。それを受け取り、なかに入っていた紙を取り出して目を通す。








そして、あたしは目を見開いた。

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