5. 霊気と巫術
◯ ☾ - - - - - - - - - - - - - - - -
三層の次元
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
夜久爾には三層の次元がある。
巫女たちは念と霊気と儀式にて狭世に干渉あるいは没入し、霊的な力を引き出したり、神々と接触したりする。
◯ ☾ - - - - - - - - - - - - - - - -
霊気と瘴気
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
霊気は狭世を介して、各階層を対流している。この均衡が重要であり、地理的な要因や人や生き物の想いにより、滞ることがある。その結果、瘴気が生ずる。
すなわち、霊気が滞り濁ったものが瘴気である。瘴気は人の心などに感応し瘴気病みを発病させる。また、人や動物に取り憑いて狂わせ、ときに瘴魔を発現させる。瘴気には負の感情や力が堆積している。
霊気は常世から生じ、狭世の霊路を介して、現世に流れ込む。
また、霊気の上流は上霊路、下流は下霊路、と呼ばれる。この均衡が崩れることでも、世界に瘴気が溢れる。
霊路は自然に作られたものもあれば、霊力者が作ったものもあり、各地の神社や祠などには、この霊路を調整する役目もある。
◯ ☾ - - - - - - - - - - - - - - - -
狭世への潜行
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
狭世には様々な領域があり、領域によって特定の神がいたり、施設めいたものや、地形がある。
悪霊や悪神が潜む悪影響を及ぼす領域もあり、場合によっては戻れぬ事態もあるため、注意を要する。
◯ ☾ - - - - - - - - - - - - - - - -
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
巫女たちは神繋ノ宮などで瞑想し、神と
儀式の様式として以下の通り。
・
・受者は瞑想、導者は儀式鈴を鳴らす
・受者は狭世に潜行する
・首尾よくすれば狭世にて神と接続される
◯ ☾ - - - - - - - - - - - - - - - -
巫術
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
霊受を成した巫女は、狭世を介して神の力を顕現させる。その際、神に応じた『
同じ神との縁であっても、発現する作用は様々である。
過度な巫術の行使は霊気の秩序を乱す。また、たいていの術は巫女の寿命を削るか、何らかの代償が伴う。
例としては以下のような巫術(顕現)がある。
火を燃え上がらせる。代償として己の体の一部を焼く。
不可視の刃を放つ。代償として血を失う。
瘴気の浄化を行う。代償として痛みや苦しみに襲われる。
己の霊と体を捧げ特定の神の擬態そのものを顕現させる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます