25歳男性S.Wさん「腰が痛い」
【お悩み】
初めまして。
SNSを見てメッセージを送りました。
私の悩みは、とにかく腰が痛いことです。
デスクワークのしすぎなのかわかりませんが、仕事にも支障をきたし始めています。
そんなわけで整形外科に行って、リハビリとして低周波を当てたりマッサージを受けているのですが、客層も相まってなんだかジジイになった気分です。
正直最悪です。
これが悩みです。
【お答え】
なんで整形外科医って、患者に対してめちゃめちゃタメ口なんですかね。
勿論、全員が全員そうだとは思いません。
ですが、やまひろ調べでは、全ての医者の中でも"整形外科のタメ口率"は群を抜いて高いというデータが出ています。
私も腰痛持ちなので、整形外科にはよくお世話になっています。
この前も、ひどく腰を痛めた際に整形外科に罹ったのですが、7割方タメ口で応対されました。
なんなら、レントゲン技師にもタメ口で接されました。
レントゲンを撮ることになり、待合室で待っていると、「○○さん(私の本名)、ちょっとこっちにきて」とレントゲン技師。
最初は特に気にも留めていなかったのですが、次第に「ちょっとこっち寝て」「あー違う違う!腕を伸ばすの!」と、イライラした様子でした。
レントゲンを撮り終わった後も「じゃあ広場の方で待ってて!」というので、流石に堪らず「広場ってどこ?」とカウンタータメ口を発動しました。
まさかのカウンターにたじろいだのか「ま…待合室のことです」と、最後にようやく敬語での応対をしてくれました。
ここまで書いていて、私はなんて器の小さい人間なのでしょう。
そんな訳で、整形外科に足を運ぶことの多い私ですが、確かに待合室は診察やリハビリを待つおじいちゃんおばあちゃんで溢れかえっています。
"病院のサロン化"を身近に感じる場所です。
漏れ聞こえてくる会話は「足が痛くて堪らない」だの「膝が治ったと思ったら肘が痛くなった」だの、本当に想像の域を出ないような内容です。
おじいちゃんの横でマッサージを受けていると、まるで私もおじいちゃんになった気分になります。
S.Wさんはまだ25歳、お若すぎるくらいにお若い年齢です。
私も32歳と、決して老いてはいないですが、誰かがいつか言ってくれたように、確かに30歳をすぎると体の至る所に"ガタ"がき始めました。
元から腰痛持ちではあったものの、痛みが出る頻度が増えました。
腰だけではなく、首の疲労もなかなか取れません。
この前ジャケットの袖に腕を通そうとした時にも、肩がピキッとなりました。
ある程度食事にも気を遣わないと、下っ腹が出てきます。
歳を重ねることは致し方ないこととはいえ、せめて身体の内側だけは若くいたいものです。
同じ事を愛する人たちにも思うことが増えました。
S,Wさんが今後また様々な病院のお世話になり、その度に最悪な気分にならないためにできることは色々あります。
そのためにも、適度な運動を習慣にしたり。
そのためにも、良い姿勢で座ることを心がけたり。
そのためにも、脂っこいものやお酒はほどほどしたり。
そのためにも、夜更かしせずに早寝早起きをするようにしたり。
それでも身体の"ガタ"が訪れてしまう時もあるでしょう。
そうなったらいっそ、身体の痛みすら楽しめる人間になりましょう。
大事なのは心の在り方です。
自分は年相応の生き方をちゃんと続けられている、と自分の人生を誇りに思ってください。
「身体はしんどいけど、そのお陰でいい先生との出会いや、同い年の友達が死ぬ前に増えて嬉しいよ」
整形外科のリハビリルームで、隣でマッサージを受けていたおじいちゃんが楽しそうに話していました。
これもまた、良い歳の取り方だなと思います。
S.Wさんのお仕事の詳細は分かりかねますが、デスクワークが多いということは、座っている時間だけでなく、目も酷使していることでしょう。
私の回答を読み終わったら、スマホを放り投げて、温めたタオルで目元を覆ってあげてください。
お仕事、お疲れ様です。
ありがとうございました。
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