第五話 初夜

 清正は、秀國をベッドに押し倒した。

 そしてしっとり柔らかい秀國の唇に、清正は熱いキスをした。舌を絡ませ、お互いの吐息を感じながらのファーストキスは脳が蕩けそうになった。

 キスを辞めると、秀國はとろけた甘い表情をしていた。清正は己の今すぐ襲いたいという本能を抑え、秀國から手を離した。

「一応、用意しておいてよかったよ。」

 清正がそう言うとベッド横の引き出しから、ローションとゴムを取り出した。ローションの個装はすでに剥がされており、いつでも使用できる状態だった。

「じゃ、脱がすよ。」

 清正は秀國の服を一枚ずつ、丁寧に脱がしていった。

 すべて脱ぎ終わった秀國の肌の肌の色は色白で、滑らかな触り心地だ。しかし、ところどころにいまだ残り続ける虐待やいじめの痕は、薄くならずに蒼く染まっている。

 清正が秀國に触れると、秀國の体はビクンと跳ねた。

「感じやすいの?」

 清正の言葉に秀國は恥ずかしそうに首を縦に振る。それを見た清正はくすっと笑い、秀國の肌に手を這わせる。秀國は清正の手を握り、胸にまで持っていった。

「漫画で、ここ気持ちいいって描いてたから、触ってみて」

 清正は秀國の誘いに理性が飛びそうになるが、既のところで踏みとどまり秀國の乳首を触る。清正が優しく撫でるように触ると秀國は甘い声で

「ん...////♡」

 と喘いだ。それを聴いた清正の中で何かがブツンと切れる音がした。

 清正は突如、秀國の乳首をキュとつねった。秀國の体が、先ほどと比べ物にならないほどに跳ねる。

「ひゃんっ///♡」

 秀國の声も更に甘くなっていく。清正はクリクリと秀國の乳首を弄り続けた。

「きよ、まさぁ♡まってぇ///♡イッちゃうから///♡」

 秀國の甘ったるい声も、理性のない清正には聞こえていないようだ。

「イクッ///♡」

 秀國の絶頂と同時に、清正は秀國の乳首を吸い始めた。絶頂直後の秀國の体は先程よりも敏感になっており、清正の愛撫になすすべなくまた体をビクつかせることしかできなかった。

「また、イッちゃうからぁ///♡それ、やめて///♡」

 秀國はもうすでにとろけきった顔をしている。それがさらに清正の理性を遠くに追いやった。

 清正は秀國の乳首から手と口を離した。

「おわっ、た?」

 秀國が油断した時、清正はローションを手にとっていた。清正は秀國の体をうつ伏せにした後に、ローションを秀國の尻に垂らした。

 清正は秀國の尻に指を一本入れた。

「んぁ...///♡」

 指一本はいるのがやっとな秀國の中を、清正はゆっくりほぐしていった。

「ん、ふぅ///♡」

 ゆっくりな手つきな分、秀國の声は先程よりも抑えられている。

 秀國の中が程よくほぐれてきたところに、清正は二本目を入れた。

「ひゃっ///♡」

 指が増えたことで、秀國の中がキュゥと締まる。

 清正は先程よりも激しく指を動かした。その時、秀國の中にコリコリとした場所を見つけた。清正がそこをグッと押した瞬間、秀國の体がビクビクっと跳ねる。

「そこ、だめぇ///♡なんか、へんに、なりゅう///♡」

 秀國の反応に、清正は秀國の中をさらに指で弄る。更に体をくねらせる秀國を見て、清正はさらに興奮した。指を抜き、清正は一言

「挿入れる《いれる》よ。」

 そう言ってよくほぐされた秀國の中に、清正の竿を挿入れた《いれた》。

「んあっ///♡」

 秀國の中に清正の竿が挿入いった《はいった》その時、秀國の中はすでにトロトロで清正の竿を飲み込んでいく。

「動くよ。最初はキツイかもだけど、頑張ってね。」

 清正に甘く蕩けそうな声で言われた秀國はコクリと頷いた。清正はそれを見ると秀國の頭を優しく撫でて、動き始めた。

 ぐちゅぐちゅとセンシティブな音が部屋に響く。

「あっ///♡ん、ふぅ...///♡」

 圧迫感を感じる秀國の中は清正の竿を離そうとせずにずっと吸い付いている。

 清正が竿を根本まで挿入れる《「いれる》と秀國の結腸をブチ抜き

「お"///♡」

 と、これまでに聴いたことの声を上げた。清正はその反応を見て、ゆっくりと奥を犯し始めた。

 ドチュドチュと音を立てながら清正が秀國の激しく奥をつく。

「と、とまってぇ///♡おかしくなりゅう///♡イッちゃうかりゃ///♡」

 秀國は清正の容赦ないピストンによって生じる快楽に、身を委ねることしかできなかった。

「ん"お"///♡もう、やらぁっ///♡」

 清正に奥を犯されている秀國の声は、嫌と言うには無理のあるとろけきった声をしている。清正はより一層ピストンを早くした。

「も、むりぃ///♡イクっ///♡イッちゃうぅ///♡」

「ごめん秀國、俺も、もう///っ...///」

 秀國と清正は同時に果てた。

「はぁ...///♡はぁ...///♡」

 清正は竿を秀國の中から抜いた。清正の竿を引き抜かれた秀國の穴はヒクヒクとしている。

「大丈夫?」

 清正はその様子を見て、秀國に声をかけた。

「う、ん...///だい、じょうぶ...///」

「良かった。それと、汗いっぱいかいちゃったからお風呂入ろっか。」

「うん。」

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