概要
いつかお姉ちゃんに追いつくよ
H県B島に夏に帰ることが年中行事の一つだった愛里と両親。大好きだった五歳年上従姉妹のお姉ちゃんに毎年結婚をせがんで「愛里が大人になったら」という言葉を信じていた。愛里が十七歳の頃、お姉ちゃんが男を連れて島にやってきた。男の目はお姉ちゃんだけではなく、十七歳の愛里にも……。ある夜、部屋に訪ねてきた男の脇を抜けて外に出た愛里を追う者はいなかった。次の日、嵐になりお姉ちゃんと男の姿が無いことに愛里は気づいた。
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