第9話

今日は昼から学校に行った。


「りんなおそーい」


きっとここでわたしを待ち伏せしていたであろう、樹。

すごく迷惑。



「…………」



「りんな、夕方ひまか?」



樹がそう聞いてきた。



「今日は予定ある」



「そっか」



何故かそこには昨日会った人がいて、わたしはその人たちの中心にいる。



なんで?




「俺、榊原 真(サカキバラ シン)」


銀髪の人。目がすごく綺麗だった。


「俺は、橘 諒(タチバナ リョウ)」


黒髪の人。


「俺は、 花園 祐樹(ハナゾノ ユウキ)」


青髪の人。


「俺は、森下 翼(モリシタ ツバサ)」


赤メッシュ。


「城山 要(シロヤマ カナメ)」


金髪の人。


「松下 樹(マツシタ イツキ)」


ピンク髪。


自己紹介されても困る。

わたし、仲良くする気ない。

だいたい、わたしに付きまとうこと事態意味不明。



無視してその場から離れた。



なんでこう絡まれるかな、わたしって。



てか昨日の美少年いなかったなぁ。


まぁいいっか、そんなこと。

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