第8話

わたしは何事もなかったように立ち去ろうとした。




ここにいるとめんどくさいことに巻き込まれる。

そう判断したわたしは逃げようとしたけど、腕を掴まれた。



「なに」



「いや、」



そう言って腕を解いて逃げていった。



まさか、私が助けられるとは、、、笑っちゃうな。





送るって言われたけど、いいと断って一人で帰った。



「りんな、明日空いてるか?」


家に帰ったら來斗がいた。当たり前のように。



「ん、一応」



「集合だってよ、淳士さんが」



來斗はわたしの家にいた。



「わかった。終わったらすぐ行く」

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