第4話輪廻
目を覚ました。
異臭の漂う感じが鼻を刺激する。さっきまでアズと話してた気がするのだが…横に目をやるとアズが爆睡してた。
「起きろよ」
そういいながら手で肩を揺らした。あれ?濡れたその手に眼をやると鮮やかな色彩で描かれた赤色の血が付いていた。辺りも見渡せば剣や散らかった跡がありと明らかに何かが起きた跡があった。
「ッ…」
恐怖心や困惑等で声すらも出ずにいた。だってアズが…あのアズが…俺が助けを呼ぶ前にローブに身を隠した者が来た。聞かずとも分かる全ての元凶はコイツであると…
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
ナマクラを手に取り振りかざす
暇もなく死んだ。恐らく魔法やらで頭を輪切りにされたのだろう。また何も出来なかった。こんなの、現世と変わらないじゃないか。
死亡()
「嘘だろ」
イタリアンな家と風景。同じである最初の所だ……
リゼロのような世界なのか?取り敢えずまたあの裏路地に行こう。………何で裏路地に行くんだっけ?
一里もしない所で男女が揉めている。
「喧嘩は良くないですよ」
「ちげぇよ…コイツが本をひったくって」
一連の流れが終わり6ヶ月経ち彼の家に住ませて貰った。本の多い所だ。彼の名前はモア。
そして、あの時死んだ日まで遡る。
ゲスの輪廻 ソラニハル @hareharueda
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