第41話蛮犬キチ公。

「さ~てと・・・うし!今日も頑張るか。」

拳を握って自身に活を入れる信吉。


1566年5月、2月末に山科言継の娘・茶々と結婚し、新婚ホヤホヤの信吉だったが直後に、木下家の一大事が発生した為に職務に精励する事となった。


春の訪れと共に全国の彼方此方あちこちで戦が始まり、今年の戦乱の幕開けとなるのは尾張の織田家も変わらず、美濃と伊勢に積極攻勢に入り、美濃は斉藤家の本拠地・稲葉山城を包囲する程に肉薄し、伊勢は順調に北伊勢を攻め取るなど、順風満帆と言っても良いぐらいに、勢力を拡大していた。


が、そんな事は信吉にとっては些事である。


そして山科言継の情報提供に依れば、中央も将軍・義輝の横死後は混迷を極めており、元凶の三好家のみならず貴族家にも影響を与え、混乱をもたらしていた。


義輝を殺害して約半年後に、三好家で松永久秀と並ぶ重臣である、三好長逸ながゆき・三好政康まさやす(政勝まさかつとも)・岩成友通いわなりともみちの、通称「三好三人衆」と呼ばれる古株の者達が、三好家の実権掌握を巡って新参の松永久秀と対立、武力行使を伴った内部抗争に発展して、畿内全域を巻き込んだ騒乱となる。


それだけなら三好家の内ゲバ騒動、武家同士の争いで済んだのだが、五摂家の1つ・九条家の血筋を引く三好義継を介して、三好家が養育していた義輝の従兄弟・義栄よしひで(義輝・義昭兄弟の父である義晴の弟・義維よしこれの子)を、三人衆が将軍擁立に動き始めた事で、朝廷内部でも義栄派と、越前・朝倉家に逃れた義輝の弟・義昭派に分裂して、揉める事となったのであった。


朝廷内部での義栄派は、三好義継の外戚・二条家が主流となり、義昭派は義輝・義昭兄弟の外戚・近衛家が主流にと、血縁関係の間柄から自然と当初はなっており、カバン資金力地盤勢力の有る三好家をバックに持つ二条家が、実質的に幕府機関が消失して看板名分も無くなった近衛家を圧倒し、義昭を押しのけて義栄を内部工作で次代将軍に据え、朝廷と幕府をも牛耳ぎゅうじっていにしえの藤原道長の如く、この世の春を謳歌する・・・筈だった。


ところがどっこい二条家の思惑とは裏腹に、今度は三人衆と義継が諍いを起こし、義継が三人衆により拉致同然に河内・飯盛山城から、同じ河内の高屋城に移されて軟禁状態になる事態が発生してしまう。


こうなった要因としては、義継が三人衆と久秀の争いに対してどちらにも与せず、中立な立場で傍観していたのに端を発し、どっちつかずの煮え切らない態度に業を煮やした、三人衆が兵を率いて義継に久秀討伐を強談判し、三好家の総意として認めさせた上、三人衆が「頼り無し」と義継を見做したのが、主な要因だった模様。


これによって義継は形式上=傀儡かいらいの当主となってしまい、実質的に失脚。


そうして義継が、三好家の経営からパージ切り離しされた事で長慶亡き後、義継を通じて三好家から支援を受けていた、二条家もスポンサー三好家とのアクセスが不通となり、この世の春処か大寒波が襲来。


あっと言う間に援助を失い、没落貴族家の仲間入りを果たして困窮に喘ぐ事となった。


当然二条家も義継を軟禁から解放し、主従関係をキチンと果たす様、再三に渡って三人衆に抗議をするも当の三人衆はガン無視。


寧ろ元々長慶時代から義輝を始め、実力も無いのに先祖の過去の威光や、形骸化して実体も無い官位・身分で居丈高にモノを言う、幕府や貴族家連中には三人衆を含め、三好家全体に不快感が積もりに積もっており、抗議すればする程溝が深まるのであった。


それどころか三人衆が主導する三好家は、二条家との溝が深まって義栄擁立が滞ると、なんと二条家のライバルである近衛家に接近。


当主・前久の叔母と従兄弟を殺害したにも関わらず、のうのうと臆面も無く接触して義栄擁立を頼んでくる三人衆に、さしもの前久も開いた口が塞がなかった様である。


当然激怒して突っぱねる話ではあるのだが、相手は「将軍殺し」という希代の悪事をやってのけた、有る意味でもう何を仕出かしても不思議に思わない、無敵の連中キ○ガイなので凶刃が己に向かわぬ様に、表面上は付き合っている状態の様だ。


そういった経緯で実状を知らない京童達に因り、元々義輝と前久が不仲であった事実と相まって、「三人衆と前久の義輝殺害共謀説」が、都で囁かれているとの事。


結果的に義昭陣営からは、前久が越前逃亡に帯同しなかった事と、京の噂を聞きつけた事で近衛家前久と疎遠になり、中立だった言継を介して朝廷への折衝役にと頼み出し、義栄陣営からは前久の推薦押し付けで、三好家と朝廷の折衝役をもこなす羽目になるなど、中立故に両陣営からの板挟みに有っていて、対応に苦慮している様であった。


が、そんな爺の泣き言や中央の情勢など、今の信吉にはどうでも良い事である。


何故ならば、


「・・・おい小吉、何してんだお前?」

「見ての通り、寧々姉さんとを守っているんだよ兄貴。」

木下家=豊臣家の将来に関わる、超重要で大事な出来事が発生しているからであった。


信吉達の結婚式終えた3月頭頃、寧々が体調不良を訴えた為に医者を呼んだ所、おめでた=寧々の懐妊が発覚。


立て続けの慶事に喜びに湧く木下家の中で、一際大はしゃぎして喜んだのは、父になる秀吉よりも信吉の方だった。


何せ史実に於ける、豊臣政権樹立後の最大のネックであった、秀吉の後継者問題が一気に解決するのだから、史実を知る信吉が喜ぶのは無理も無い話であった。


「今こそ豊臣家興隆の分水嶺ぶんすいれいなり!」と発奮した信吉は、手間と資金を惜しまずに寧々姉さんに投入開始。


先ず茶々に裾の長いマタニティドレスというよりは、貫頭衣に近い服を作って貰い、着物の帯締めで胎児に負荷をかけない様に画策。


同時に尾張中の寺社仏閣を訪れて御布施を出し、僧侶・神主に安産の祈祷・祈願をお願いしましくり、神頼みをしまくった上、腕の立つ用心棒を雇って寧々の身辺警護に充て、厳重な警備体制を敷いたのであった。


最初の内は信吉のやる事を、秀吉夫婦や周囲も感動して、「なんて麗しき姉弟愛だ」と褒めそやしていたが、今では行き過ぎた行動にドン引きしているのであった。


こんな所秀吉夫婦の寝室で油売ってないで、ちゃんと仕事しろよお前・・・。」

「仕事はちゃんとやっとるわい。

俺の担当分は終わらせてる。」

「それで空いた手で寧々の個人警護かよ。

お前が根っからの姉ちゃん子なのは昔っからだが、今回は流石に度が過ぎるぞ本当に。」

弟に苦言を呈する兄。


「うるヘーわい!

不安で落ち着かねーんだよ!」

「漸く寧々が懐妊して嬉しいのは、身内の兄として俺も解るが、だからといって殿との閨事ねやごと(夜の営み)を、「ややが流れる赤ん坊が流産になる」って邪魔した挙げ句に、代替行為として揚げ屋代(風俗代)を渡し、殿の女遊びを助長するのはやり過ぎだろうが?」

呆れ顔で信吉を見据えた。


妊娠初期の性行為は流産の危険性が有る事を、前世知識で知っていた信吉は、少しでもリスクを避ける為にエロ猿秀吉の性行為を止め、たぎる秀吉を宥める為に風俗代を渡したのだが、よりにもよって寝室の目の前でやり取りしたので、当然の如く寧々に即バレしてシバかれ、懇々と説教を受ける羽目になっていたのであった。


因みに風俗代を貰い、ルンルン気分で外に出ようとしたエロ猿は、「身重の嫁さんをほっぽって夜遊びしようとは、ナニ考えてんだオメーは!?この馬鹿たれが!」と、信吉の救援要請に押っ取り刀で駆け付けていた、怒れる実母・仲に襟首えりくびを掴まれてシバかれ、棍棒と説教を受ける羽目になっている。


「しょうがねーだろ!?

姉さんと赤ん坊を守る為にやったんだよ!

例えシバかれて怒られ様と、寧々姉さんと赤ん坊の為に後悔してねーぞ俺は。」

「・・・ダメだこりゃ・・・。」

頑として聞く耳を持たない弟に、肩を竦めてため息をつく。


「んな事よりも兄貴こそ職務中に、姉さんに何か用があんのか?」

「うん?ああ、仕事の休憩がてら身重の寧々に、滋養のある物を渡そうと思ってな。」

そう言ってゴソゴソと懐を探り、手の平サイズの小さい壺を出した。


「何だコレ?」

「蜂蜜だよ蜂蜜。

市場を覗いたら偶々売っていてな。

滋養強壮に良いって話だから、奮発して買ってみたんだわ。」

へへへと鼻を擦って、心なし自慢気に語る。


この時代は未だ養蜂が確立されておらず又、採取には蜂や熊の危険も伴う為、かなりの高級品であり貴重品であった。


「ふ~ん、蜂蜜ねぇ・・・。」

渡された小壺を廊下に置くと、


「ほぁっっちゃあ!!」

「ほげぇぇ!?」

某暗殺拳の使い手の如き奇声を挙げ、家定の鳩尾みぞおちを殴りつける。


「な、何をしやがる・・・!?」

「それはコッチの台詞じゃあボケェ!

高い銭払って胎児に毒なモンを、わざわざ買って来やがってクソ兄貴!」

「く」の字に体を曲げて憤る家定に、大声で怒鳴り返した。


「はい?毒!?蜂蜜が!?」

「蜂蜜の蜜には毒花の蜜を採取したモノが、混ざっている可能性があり、乳離れしたぐらいの子供以上なら、影響の無い微弱の毒だけど、赤ん坊とかに与えると死に至る危険性が有るんじゃいこの野郎!」

何処ぞのマッドな薬師の娘が言ってたと、脳内で付け足す。


因みに胎児にまで影響が有るのかは判らず、根拠希薄な理由で殴ったゲス。


「う、嘘、冗談だろ・・・?」

「嘘や冗談で兄貴をシバくかぁ!

・・・テメェ、主君のの現行犯として処刑確定だな。

せめてもの情けで、弟の俺が介錯斬首してやるから神妙にしろや。

オトン達や嘉代義姉には累が及ばない様、ちゃんと口添えしてやるから、安心して心安らかに逝って来い。」

暗殺の証拠品(?)である、蜂蜜の小壺を指差して淡々と告げる。


「待て待て待て待って!?

そんな事知らなかったんだって!

わざとじゃねーってば!?」

「知らなかった済んだら、検非違使けびいし(検察&裁判官)も捕吏ほり(ポリス=警察)も要らねーんだよクソ兄貴。

神妙にしねーのなら、俺が手討ちにして成敗してくれるわ。」

血走った目で脇差しに手を掛ける狂犬。


「ちょちょちょっと待って!?

良かれと思って蜂蜜持って来ただけで、毒殺未遂で処刑っておかしくないか!?

や、止めろぉ!止めるんだぁ!?

助けてぇ寧々ぇ!!」

突拍子もない怒涛の展開に、極度の混乱状態に陥った家定は、某レジェンドライダーの名台詞と、某ネコ型ロボットに泣きつく主人公の如き台詞を並び立て、必死に抵抗する。


そうしてドッタンバッタンと、寧々の寝室前で騒いでいると、


「だぁ~もう五月蠅いわね!?

人の部屋の前でバタバタと、何を騒いでいるのよアンタらは!?」

当然の如く部屋の主・寧々が障子を開けて現れ、騒ぎを起こした張本人である信吉の、頭をペシッと叩く。


「・・・痛い、何すんのさ姉さん?」

「アンタこそナニしてんのよ何を?」

「安心してよ姉さん。

姉さんに蜂蜜で害を為そうとした、クソ兄貴を成敗しているだけだから!」

「アンタねぇ・・・何処の世に弟が兄を成敗するのを観て、安心する姉妹がいるのよ?」

額に手を当て、ため息混じりにボヤく寧々。


嘆息する寧々の後ろには、「オメーさん等兄弟も仲が良いだなぁ」と笑う仲と、オドオドとした茶々が控えていた。


「ねぇ茶々さん、蜂蜜って毒が有るの?」

「・・・スイマセン義姉様、浅学にて其処まで詳しい事は寡聞にしてでして。

但し旦那様が言う様に、毒花の蜜が混じっている可能性は有り、危険性は無きにしもあらずと思われます。」

寧々の質問に、自信なさげに答える茶々。


山科家の家業として医学薬学も修めている茶々は、実家の内職というか裏稼業として、身分ある婦人専門医の真似事をしていたらしく、現在は女医として寧々に侍っており、結果的に茶々の信吉への降嫁は、天の配剤と云うべき出来事であった。


何気に茶々さん、貴族家の子女として有職故実に通じ、和歌といった教養を身に付けてその上に、家業の裁縫・医学を修めた才女であり、どっかの宇宙戦艦で「こんな事もあろうかと」と、不測の事態に即座に対応する、某天才並みに万能タイプのレディである。


それはさておき、


「そうなの?う~ん・・・一応用心して遠慮しておくわ兄さん。

持って帰って嘉代ちゃんにあげてよ。」

「わ、分かったそうする!」

コクコクと頷いて退散しようとするも、


「オイコラ待てや大吉。

毒の可能性のある蜂蜜を、ウチの嘉代に与えるつもりかコラ?」

騒ぎを聞きつけて来ていた、義父で伯父の家次に捕まり、ガンを付けられる。


「ちょっと身内としてお話ししようか?」

「待って待って、寧々が言ったんですよ!?

善意で買って来たのに何でぇぇぇ~!?」

ドップラー現象を起こしつつ、家次にドナドナと引きずられていく家定。


「・・・・・・人間誰しも言葉のあやって有るわよね小吉?」

「・・・うん、そうだね姉さん。」

姉弟が揃って、実兄の惨状を引き起こした事実に目を背ける。


「ま、まぁ兄さんの事は置いといて。

小吉、アンタちょっと茶々さんを蔑ろにしてるし、何かにつけて大袈裟過ぎ。

新婚の茶々さんを医者扱いにして、夫婦生活を疎かにするのもそうだし、私の為にお義母様をわざわざ中村から呼び寄せるなんて、最たるモノだわ。

ちゃんと周囲の迷惑を考えなさい。」

めっとばかりに、弟を諭す寧々姉さん。


「いやいや嫁殿、小吉くんにゃあオラは感謝こそしとるがよ、迷惑だなんて毛筋程も感じてね一から安心してくんろ。」

「ですけどお義母様・・・。」

「逆に嫁殿の方が水臭い事を言いよるでな。

ウチの跡取りの孫が出来たっつうに、オラを頼らずに寂しい限りだわ~。」

「その、お義母様、生まれてくるのが男の子とは限らないので・・・。」

自信なさげに呟く寧々。


特に武家では男子の出生が望まれる為、そういった時代背景で、仲に報告するのを躊躇した寧々であった。


「そんな事は気にせんでええ。

男の子でも女の子でも、可愛い孫にゃあ変わりないでよ。

昔っから※一子二太郎つうて、子育ての経験を積むには、女の子の方が良いって謂われとるぐらいじゃから。」

カラカラと快活に笑って、寧々の懸念事を吹き飛ばすグレートマザー。


(※・・・一姫二太郎とも。

生まれてくる子供の数ではなく、生まれてくる順番を指す。

基本的に女の子は夜泣きをしにくく、精神的な成長も早い為、初めての子育てには女の子の方が良いとされている。

同時に下の子(弟妹)の面倒を良く看て、親の子育ての手助けをしてくれるという、側面的な理由も有る模様)


「ウチの朋もそうやったが、籐吉や小一の面倒をよーみてくれてよ?

色々助かった事も多かったで、寧ろ女の子の方が良いでな嫁殿。

万一娘だけでもオラみたいに、ええ婿さんを迎え入れりゃあ済むこったでな。

下手すりゃ「※惣領そうりょう甚六じんろく」を跡取りに据えるよか、よっぽどマシかもしれんで。」

「・・・はい、ありがとうございます。」

自身の経験談を軽妙に話す義母に、ソッとお腹を撫でて感謝する。


(※・・・一言で言えばバ○ボンの事)


「義姉様、私も仲様と同じです。

私としては寧ろ将来の事を考えれば、すぐ身近で勉強させて頂き、本当に感謝しているぐらいですので。

それに旦那様が、此処まで子供の為にする子煩悩な方と知れて、安心しましたし。」

ちらちらと意味深な視線を、信吉に送って顔を赤らめる茶々。


(・・・・・・うん?何か自分の子供の時にも、同じ事をしないと不味いよーな?)

何故か背中に汗が流れる信吉。


麗しき(?)嫁姑・義姉義妹の、心暖まる話を聞き入っていると、


「申し上げます修理少進様!

殿が登城する様にとの由でございまする。」

いつぞやの紅顔の小姓が、ノッブの登城命令を伝えに来た。


「分かりました、行けたら行きます。」

秒で欠片も行く気がない方便を告げる。


「いえあの・・・?すぐに登城せよと、殿は仰せなのですが?」

「申し訳ありませんが、今の我が家は一家興亡の一大事の最中でして。」

「あの~、殿の命令を無視する方が、よっぽど一家の興亡というか、滅亡一直線の一大事だと思うのですが?」

ド正論を吐く紅顔の小姓。


「申し訳ありません使者様!

ウチのバカがトンチキな事を言って!

とっとと登城しなさいアンタは!?

アンタが要らん騒ぎを起こす方が、よっぽど私の体に悪いわ!」

怒り心頭で命令を下す寧々姉さん。


こうしてペイッと家からつまみ出された信吉は、トボトボと力無く魔王城もとい小牧山城に、登城するのであった。


                 続く

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