難しいからこそ、意味がある

 好きでいる事と、好きにさせる事、どっちが難しいのだろうか。

 自分の好きを貫き通そうとすると他人を傷つけて。他人を好きにさせようとすると自分を見失っていしまう。

 ならばいったいどうしたらいいのだろうか。どちらを取っても必ずどちらかが不幸になってしまう。それならばどちらも選ばなければいいのでは……。


「そんなの知った事ではない!」

 誰がどう思うか、自分を見失うとか関係ない。ただこの”好き”を伝えたいんだ。

 心の奥で迷っていた気持ちなど捨て置け、そんなんで好きを伝えられるものか。

 この思いを誰かの不幸になんてしない、私の不幸になんてしない。

 この思いは、誰かに好きを伝えるためにあるんだ、だから!

「どっちも捨てない!」

 私も含めた、全ての人に、”好き”を伝えるために……。

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