第3話 侵入

 6月18日(木)

 目高と赤座は、サキから得た情報を元に、ピラニアジャパンのデータセンターへの侵入を試みた。しかし、セキュリティは想像以上に厳重で、容易に侵入することはできなかった。

「これほどのセキュリティ、一体何を隠しているんだ?」

 赤座が呟いた。目高は、データセンターの構造図を眺めながら、侵入経路を探していた。その時、ふとあることに気づいた。

「赤座さん、このデータセンター、非常用電源の配線が…」

 目高は、非常用電源の配線が、通常のデータセンターとは異なることに気づいた。それは、まるで何かを隠すように、複雑に絡み合っていた。

「まさか…」

 赤座は、目高の視線を追い、配線図を確認した。そして、ある可能性にたどり着いた。

「非常用電源を遮断すれば、セキュリティシステムを一時的に停止させられるかもしれない」

 二人は、非常用電源の遮断を試みることにした。しかし、それは決して簡単な作業ではなかった。非常用電源は、データセンターの最深部にあり、そこへたどり着くには、いくつものセキュリティチェックを突破する必要があった。

 目高と赤座は、サキの協力を得て、セキュリティシステムを突破し、非常用電源の制御室にたどり着いた。しかし、そこには、黒いスーツを着た男たちが待ち構えていた。

「お前たち、一体何者だ?」

 男たちのリーダーが、低い声で尋ねた。目高と赤座は、正体を隠し、偶然迷い込んだと説明した。しかし、男たちは二人を信用せず、攻撃を仕掛けてきた。

 激しい攻防の末、目高と赤座は、何とか男たちを退け、非常用電源を遮断することに成功した。その瞬間、データセンター内のセキュリティシステムが停止し、全ての扉が開いた。

 目高と赤座は、データセンターの最深部へと急いだ。そこには、巨大なサーバー群が並び、膨大な量のデータが処理されていた。そして、その中心には、ひときわ大きなサーバーがあり、そこには、ピラニアジャパンの社長、そして失踪した社長のデータが保管されていた。

「これが、全ての鍵を握っているのか…」

 赤座が呟いた。目高は、サーバーにアクセスし、データを解析しようとした。しかし、その時、背後から銃声が響き渡った。

「そこまでだ」

 振り返ると、そこには、拳銃を構えたサキが立っていた。サキは、冷たい目で目高と赤座を見つめ、言った。

「あなたたちには、ここで死んでもらう」

 サキは、ピラニアジャパンのスパイだったのだ。目高と赤座は、サキとの最後の戦いに挑んだ。

 激しい銃撃戦の末、目高と赤座は、何とかサキを倒すことに成功した。しかし、その代償は大きかった。赤座は、深手を負い、意識を失ってしまった。

 目高は、赤座を抱え、データセンターを脱出した。そして、病院へと急いだ。

 数日後、赤座は意識を取り戻した。しかし、事件の真相は、まだ全てが解明されたわけではなかった。

 ピラニアジャパンの社長は、失踪した社長のデータを悪用し、国家を揺るがすほどの陰謀を企んでいた。そして、その陰謀には、津田沼も関与していた。

 目高は、赤座と共に、ピラニアジャパンの陰謀を阻止するため、最後の戦いに挑むことを決意した。

 そして、その戦いの舞台は、津田沼の葬式へと移る。津田沼の葬式には、ピラニアジャパンの関係者たちが集まっていた。目高と赤座は、葬式に潜入し、陰謀の証拠を掴もうとした。

 葬式は、異様な雰囲気に包まれていた。参列者たちは皆、無表情で、まるで何かを隠しているようだった。そして、祭壇には、津田沼の遺影と共に、ピラニアジャパンの社長の姿もあった。

「まさか…」

 目高は、ある可能性に気づいた。ピラニアジャパンの社長は、津田沼の死を利用し、何かを企んでいるのかもしれない。

 その時、葬式の会場に、突然サイレンが鳴り響いた。そして、警察官たちが、会場に突入してきた。

「ピラニアジャパンの社長、あなたを逮捕します」

 警察官たちは、ピラニアジャパンの社長を逮捕した。目高と赤座は、警察の協力を得て、ピラニアジャパンの陰謀を阻止することに成功した。

 事件は解決した。しかし、目高の心には、まだ拭いきれない疑問が残っていた。津田沼は、なぜ人を殺したのか。そして、自分を狙った理由は何だったのか。

 目高は、事件の真相を解き明かすため、再び調査を開始することを決意した。

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