ホラーと思って読み始めたら、まさかの事故物件芸人も真っ青な「俺」の話でした。したたかな戦略に、その手があったかと笑ってしまいました。文章も読みやすく、オチまで笑え、しっぽまであんこの詰まったたい焼きのようなおすすめ小説です。
その事故物件は13階段だった。 日を追うごとに階段を登ってくる音が聞こえる。 霊からの警告、なのだろう。 これで9回目。そろそろ潮時か。 引っ越しの準備をしかける俺に、想定外の来客が……・ 怖い。 なんというアイデアなのだろう。 ホラーのお約束と呼べる展開も、発想の逆転が加わるとここまで新鮮になるのか。 いや、事前に兆候を出してくれるあたり、その気はあったのかもしれないのだが……
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