南区のダンジョン  【AI作品】

ポテトイーターズ

「南区のダンジョン」

——世界はよくあるファンタジー的世界。

世界各地に突如として 「ダンジョン」 が出現し、人々はそこで魔物を狩り、財宝を手に入れることが日常となった。各国の冒険者ギルドはダンジョン攻略を専門とする組織となり、戦士、魔法使い、僧侶たちが活躍する時代。

そんなある日、 某政令指定都市の南区に新たなダンジョンが出現した——。

【南区ダンジョンの概要】

階層:5つ(階段で昇降可能)

内部環境:商業施設風。各階に飲食店あり

主要モンスター:チャバネゴキブリ(LV1)、ワモンゴキブリ(LV3)

冒険者ギルド「わくわく★クラブ」 はこのダンジョンの調査に乗り出した。

「新しいダンジョンが現れたぞ!」

「南区!? どこだそれ!?」

「某市だよ! 地元の冒険者たちがもう突入してる!」

すでに地元のダンジョンハンターたちが動いていた。彼らはダンジョンにある飲食店を調査し、何が食べられるのかを探索するプロ集団である。

【第一層:フードコートの試練】

最初の階層に足を踏み入れた冒険者たちの前に、 飲食店がずらりと並ぶフードコート が広がっていた。

「…ここ、普通にラーメン食えるぞ?」

「うまいのか?」

「いや、普通にうまい。」

——しかし、その厨房から現れるのは、 チャバネゴキブリ の群れ!!!

【戦闘開始】

「くっ! 湧きすぎだろ!!!」

「火属性の魔法でいけるか!? ファイアボール!!!」

「いや、やめろ! ダンジョン内の飲食店が燃える!!!」

彼らは ダンジョンのルール を知った。

「このダンジョン、火は使えない…!」

【第二層:ホルモン焼きの試練】

次の階層に進むと、 ホルモン焼き屋 が営業していた。テーブルには座布団、昭和レトロなポスター、店主のオヤジが渋い顔で立っている。

「おう、注文か?」

「え、えっと…ホルモン焼きを…」

「並か? 上か?」

「上で!!」

——注文が済んだ瞬間、天井から「ワモンゴキブリ(LV3)」が降り注ぐ!!!

「出たあああああああ!!!!」

「こっちは羽ついてるぞ!!! 飛ぶぞ!!!!」

「いやぁぁぁぁあ!!!!!」

【第三層:なぜかお好み焼き屋】

このダンジョンは 飲食店にモンスターがいるだけ ということが判明してきた。

「これ、もしかしてダンジョンじゃなくて…ただの 古い商業施設 なのでは?」

そう疑問を抱き始めた頃、彼らの前に 伝説のゴキブリ「Gキング(LV99)」 が姿を現す。

「おい待て!! これはダンジョンのボス級だぞ!!!」

「でかすぎるだろ!!!!!」

【最終決戦】

冒険者たちは逃げ出した。

「いやもう無理無理無理!!」

「こんなの剣で倒せるか!!!」

「ダンジョン爆破しろ!!!」

しかし、その時—— 飲食店の店主たちが立ち上がる!

「ワシらの店を…守るんじゃぁ!!!」

——伝説の 「業務用殺虫スプレー」 発動!!!

Gキングは 即死 した。

「お主ら、まだまだ甘いな。界面活性剤 が最強なんじゃよ。」

「すげぇ!!! 炎魔法より強い!!!!!」

この技術は瞬く間に広まり、各地のダンジョンで 「界面活性剤戦法」 が常識となった。

やがて冒険者たちは、魔王すら 界面活性剤 で倒せることを知る。

数ヶ月後——。

魔王城、最終決戦。

「くらえ、聖剣エクス●リバー!!!」

「無駄だ!!! そんな剣で我を倒せると思うか!?」

魔王の圧倒的な力の前に、剣士たちは歯が立たない。

「仕方ねぇ…最終兵器 を使うしかないな。」

「行くぞ!!! 花● 無香料 台所用洗剤!!!!」

シュアアアアアアアアアアア!!!!!!

魔王「ぐああああああああ!!!! 界面活性剤が!!!!! 呼吸ができない!!!!!」

魔王は死んだ。

—— こうして世界は、界面活性剤によって平和を取り戻した。

ちなみに南区のダンジョンは ただの商業施設 だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

南区のダンジョン  【AI作品】 ポテトイーターズ @potetoeaters

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ