*side湊汰
第75話
‐side湊汰‐
ある日の夜のこと。
遥香と一緒にベッドに入っていた俺は、いつものように二人で話をしていた。
「さっきから、凄い雨だね…」
「ああ、」
先程からずっと降り続いている雨。時折、遠くから雷の音も聞こえてくる。
「お前って、雷キライだっけ?」
「…そんな訳ないじゃん。」
あ…
今、一瞬間があったな。
「遥香ちゃん、雷怖いのー?」
「こ、怖くなんかないもんっ!」
「へぇ、」
「な、何?」
「じゃあ俺、今から琉生の部屋に行って琉生と一緒に寝ようかなー?」
「っ、」
チラリと隣に視線を向けると、今にも泣きそうな顔で俺を見つめている遥香。
その表情さえ可愛いと思ってしまう俺は、かなり重症みたいだ。
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