第49話

「ちょっと、待って。俺が浮気?」



「……もん。」



「ん?」



「だって、湊汰の服から女物の香水の香りがするんだもん…」



「香水?」



そう言うと、湊汰は自分の服を匂い始めた。




「今日も、本当は女の人に会いに行ってたんじゃないの?会議じゃなくて本当は…」



「ハァー…ったく、勘弁してくれよ。」



「えっ?」



「お前、それ勘違い。」



「じゃあ、その香水…」



「これ、今日の会議で隣に座ってた先生の香水の香り。」



「……」



「前の英語の先生が産休でさ、今日から新しい先生が来てるんだよ。でも、その先生、すげー香水臭くてさ…」



「ってことは…」



「今日の会議でその先生、隣に座ってたから…だから、香りが移っただけ。」




じゃあ…

ただ単にあたしの勘違い?




「お前、俺が浮気してると思った訳?」



「だって、女物の香水の香りがしたから…」



「ったく、お前ってヤツは…」



「……ごめんなさい。」

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