第48話
「何でもなくないだろ?」
「本当に何でもな…」
「ウソ、じゃあ何で泣いてるんだよ?」
「……」
「もしかして、俺がからかったから?だったら、それは謝るから…」
泣いちゃダメ。
そう思っていても、次々とこぼれ落ちる涙を止めることなんて出来なくて…
「遥香、俺に話して。何で泣いてるのか。」
「……」
「遥香、お願いだから…」
ただひたすら泣いているあたしをギュッと抱きしめる湊汰。
「遥香、頼むから話してくれよ。」
「……ないで。」
「……」
「あたしを、捨てないで…」
「………えっ?」
「今はお腹の中に赤ちゃんがいるから、湊汰のこと満足させてあげられないし…でも、湊汰のことは誰よりも好きだから…お願いだから、一番じゃなくてもいいから湊汰の側にいさせてよ…」
「は?お前、何言ってるんだよ?」
「っ、お願い湊汰…」
「ちょっと、落ち着けよ。俺が遥香を捨てるって、何でそんな話になった?」
「だって…」
「だって?」
「だって、湊汰……浮気してるんじゃないの?」
「……は?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます