第46話

「あ、今からご飯温め……湊汰?」



キッチンへ向かおうとしたあたしの腕をグッと引いた湊汰。



「どうしたの?」



「ご飯より遥香が食べたい。」



「っ、」



「遥香、ダメ?」



そう聞いてきた顔があまりにもカッコよくてハッと息を呑む。




「だ、ダメだよっ!」




そう言い返したあたしに湊汰はフッと笑った。




「冗談。もしかして、本気にした?」



「酷いっ!あたしをからかったの?」



「ごめん、ごめん。遥香の反応が可愛いからつい…」



「もう、知らないっ!湊汰なんて嫌いだもんっ!」



「ごめんって。怒るなよ?」




そこまで言うと、湊汰はギュッとあたしを抱きしめた。

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