響界
みぃ
風に乗って
あの頃のキミは知っていただろうか
ボクラを取り巻く音の
響き渡る心地よさを
そよそよ風が吹いて
ボクとキミは巡り会う
風に乗りキミはボクのもとへ
たどり着いたね
風にそよぐ木の葉の囁きを
聴きながら
自然の中ふたり
特に何もなくても
しあわせを感じていた
木の葉のベッドに
横になる
木の葉は意外や意外
なかなかの寝心地
自然と戯れ
森のなかキミとの日々は廻り
しかし
いつしか気付く
気づいてしまうんだ
キミは、此の生活が長くは続かない
刹那を‥
風に乗りボクのところに
舞い降りた
そうキミは風の妖精
キミにはキミの使命がある
あったんだね
キミとの日々は
響き渡る木の葉のサヤサヤ
優しく包んだ木の葉のベッド
そしてキミとの素晴らしい
時をボクに教えてくれた
つかの間の妖精
そうボクは愛していたんだ
いつの間にか
二度とは聴けぬ風の音
今日も風はふくだろう
一つたしかなこと
キミはボクの所へは
帰らない
キミの香の風が聴きたい
響界線
響き渡る
哀しいくらいの
愛と共に
響界 みぃ @miwa-masa
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