にらめっこしましょう
「勝負をしましょう!」
そう言いだしたのは俺の幼馴染だ。
彼女とは幼少の時からの付き合いでいつも一緒でもう男友達と同じような感覚になっている。
「勝負って何をするんだ?」
「にらめっこよ!」
「にらめっこ?」
「そう!
でも、ただのにらめっこじゃないわよ!
こうやって見つめ合って・・・。」
そう言って彼女は俺の顔を手で包むと自分の方に向かせる。
「目をそらしたり照れたりしたら負け!
どう、面白そうでしょ?」
「いや・・・別に?」
俺はそのまま漫画を読み続けた。
「無視するな!」
そう言って無理やり目線を合わせられる。
「負けたら罰ゲームだかんね!
ほら、スタート!」
「あっ・・・こら!」
コイツの罰ゲームは本当にシャレにならん。
だから、俺は従わざるをえなかった。
「・・・。」
「・・・。」
しかし、よく見たら本当に綺麗な顔をしているよな・・・。
大きな目に長いまつげ。
肌は白く張りがあり、美人の部類だろ・・・。
「・・・ジッと見てると恥ずかしいんだけど///」
「お前が始めたことだろ?」
「・・・そうだけど///」
穴が開くほど彼女を見る。
綺麗な長い黒髪に大きな胸、細すぎず太すぎない肉付きが良い太もも。
「ちょ・・・もう、おしまい!
もう見るの禁止!」
「・・・ダメだ。」
俺の目を覆おうとする手を掴むとそのまま引き寄せる。
「あっ・・・///」
「お前ってこんなに小さかったんだな・・・。」
彼女は意外に小さかった。
小さい頃は同じくらいの身長だったのに今は俺の腕の中にすっぽり入ってしまう・・・。
「・・・あの、さ・・・///
その・・・///」
「そういや、さっきのにらめっこ俺の勝ちだよな?」
「・・・そ、そうだな///」
「なら、罰ゲームだな。」
そうして俺は彼女にキスをする。
この時の俺は本当に変になっていたのだと思う。
恋人でもないただの幼馴染にこんなことして今後の関係がどうなるか・・・。
でも、彼女は顔を真っ赤にしているだけで何にも抵抗してこなかった。
「・・・ゴメン、悪ふざけが過ぎたな。
忘れてくれ。」
そう言って離れようとするとギュッと抱きしめ返された。
「・・・忘れないよ///」
「えっ・・・。」
「それに・・・これじゃあ、罰ゲームにならないよ・・・///
だって、私・・・嬉しいもん・・・///」
「・・・。」
なんだコイツ、可愛すぎる。
「その・・・本当はずっとアンタのことが好きだったんだ・・・///
最近はアンタに女の子として見てもらえるようにいろいろ頑張っていたんだから・・・///」
そう言われるとなんというか俺好みのファッションをしていた。
「アンタはよく言っていた理想の女の子になっているかな?」
「・・・いや、なっていないな。」
「えっ・・・。」
悲しそうな顔をする彼女。
「理想以上だ・・・好きだよ。」
「・・・バカ♡」
その日、初めて俺達は心と体を交わし、恋人になった。
余談だが、彼女の勝負下着は俺の性癖にドストライクだった。
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